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連載
『林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」』【23】

女子刑務所から生まれる「すべらない話」の数々…シャブがらみ逮捕女囚たちのトーク

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――元放送作家で、現在は脚本家として心機一転活動する林賢一が、生のトーク現場に裸一貫突入! 事務所の大看板・古舘伊知郎を始めとした先達たちが繰り広げるトークライブをレポートする。

『女囚たちの夜』

女子刑務所版・すべらない話がザクザク飛び出す、シャブがらみ逮捕女囚たちのトークの画像1

人物:女囚たち 日時場所:2017年2月22日 @新宿ロフトプラスワン

女子刑務所の知られざる生体が丸裸にされる危険トークをレポート。“元受刑者”の女囚たちが語る、刑務所内のリアルとは? 刑務所版・すべらない話がザクザク飛び出した!


 女囚。文字通り、女の囚人。普段はあまり耳にしないこの言葉が今回のトークイベントでは連発されていた。女子刑務所に服役していた元受刑者の女囚たちが語る裏社会の実態も気になるところだが、当連載的にはその語り口調にも注目したい。

 まず登場したのは、竹田淳子さん。現在の職業はラブサポーター、つまりは風俗嬢専門のセックスカウンセラーだ。MCがその職業について「一般(的)ですか?」と聞くと、淳子さんは「1犯? わたしは2犯ですね、前科」と返す。この聞き間違いがすべてを表している。全身がアンダーグラウンドに浸っているのだ。淳子さんは中学1年生で覚醒剤に手を出した、生粋の元シャブ中。お父さんがヤクザ、お母さんがストリッパーという家庭で、当たり前のように居間に覚醒剤が転がっており、自然に手を出したのだという。

「普通、シャブって家にありますよね?」ないないない! と会場の誰もが突っ込む中、淳子さんはシャブ初体験を「30センチくらい体が浮いた」と表現し、「シャブは歯磨きみたいなもんすね。飯喰ったら、する、みたいな」と堂々と言い放つ。

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