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【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

私生活をバラ売りしない仲間由紀恵と吉田羊らの女優としての“格”

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――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの"今昔物語"を語り尽くす!

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仲間由紀恵フォトブック『仲間由紀恵』(集英社)

 女優・仲間由紀恵が六年の交際を経て俳優の田中哲司との結婚を発表した。一時は破局も伝えられた二人だが、女優には珍しく純愛を貫き通した。

「発覚当時は仲間のほうがはるかに格上で、田中は無名に近い俳優でした。仲間もまだ三十歳前で年齢的にまだ若いこともあり事務所は反対していた。年月を経て田中も脇役とはいえ、確実に役者としての存在感が増した。仲間も“ごくせん”などのコミカルな役からの脱出ができずに一時、低迷していたのが、“花子とアン”で一皮むけたことで、事務所も結婚を認め、さらなるステップにつなげようという狙いでしょう。秋にはTBS系でドラマが始まるし、結婚するなら“今でしょう”という絶好のタイミングです」(芸能関係者)

 今の女優は松嶋菜々子や米倉涼子のようにモデルからCMなどで世間に認知させ、それから女優に転身するケースが多いが、仲間はまったく違う。沖縄から上京後、事務所が手塩にかけて女優として育て上げた。彼女は本来あるべき女優の育ち方でトップ女優に上り詰めた。

 昔、女優は映画界に所属していた。しかも、「五社協定」なるものがあり、東映、日活など各映画会社の専属として映画会社が女優を育てスケジュールから私生活まで管理していた。根本的に映画女優とドラマ女優は違う。

「映画女優はいかに神秘性を持たせるかも人気を得るために必要だった。そのために私生活をできる限り隠し、女優をスクリーンで観せることに徹底させた。私生活が見えてしまうと、いろいろな役がしにくくなる。例えば、私生活では子供がいるのに独身役では観る人はしらける。私生活は徹底的にベールに包むことによって、文字通り星“スター”のように手の届かない存在にした」(映画関係者)

 その結果、恋愛にも規制が多く、今のように自由に恋愛ができなかった。

「今のように“でき婚”なんてとんでもないこと。結婚よりも仕事優先ですから、往年の女優に独身が多いのも仕方ない」(前出) 

 その時代を生きた女優の大半が一線から退いたなか、今も現役を続けるのが吉永小百合。吉永は例外的に結婚しているが、どんな生活をしているのか、夫の近況も伝わってこない。

「単純に家庭ではどんな妻なのかを知りたい。子供はいないが、家事や炊事をどんな風にしているか」芸能記者としてはそんな素朴な質問がある。しかしサユリストに言わせれば、「そんなこと知る必要がない。知ったら夢が覚める」という。

 確かに、インタビュー記事を見ても話すことは仕事だけ。せいぜい話をするのは趣味という水泳ぐらい。以前、吉永の水泳する姿を撮ろうと、写真誌などが狙った。吉永は「ホテル・オークラ」の会員制プールで泳いでいた。しかし、写真を撮るどころか、中に入ることすらできずに断念。会員の方に様子を聞くも「知りません」と口は堅い。高級ジムは会員のプライバシーを必ず守る。マスコミにスキを与えない聖地である。

 仲間はテレビドラマを中心に活躍するが、吉永のように映画女優に近い育てられ方をしている。田中との熱愛発覚までは、恋人どころか私生活も厚いベールに包まれていた。

「とにかくガードが堅かった。普通、撮影に入るとついている人は専属のスタイリストなど数人ですが、仲間は常に5~6人のガードが付き、共演者すら近づけない雰囲気でした。帰りの車も常に尾行を警戒するようなところがあった」と写真誌カメラマンも述懐する。

 最近、『HERO』で注目された女優・吉田羊も仲間に近い。年齢非公開。私生活もベールに包まれている。「謎めいていている部分も魅力」と今後のブレークが予想されているので、写真誌などが私生活を追っているという。

 一般的にドラマ女優の大半は私生活を有効利用する。「昼顔」で女優として新たな側面を見せた上戸彩もそう。人妻の不倫をテーマにしたことも女性がドラマにはまった原因だろうが、上戸もHIROと結婚して二年。すでに人妻。「私生活と被る」側面も高視聴率に繋がった。広末涼子が主演のNHKドラマ「聖女」も然り。年下男と恋に落ちる役だが、今年二月に発覚した年下俳優・佐藤健との不倫疑惑と被る。被っているからドラマは面白くなる。そこでこんな法則が見える。

“ドラマ女優は私生活の話題が欠かせない。映画女優は逆に私生活を隠すことで神秘性がまし、人気に繋がる”ということか。
 
ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母顔が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。


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