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新スーパー芸能記者Xの紙面には絶対書けない“ガチ”裏情報

右翼団体の街宣で厳戒令!? ジャニーズ、AKB48争奪戦に湧いたレコ大と紅白の舞台裏

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『AKB48 大島優子 カレンダー 2014年』(わくわく製作所) よくやるよね~。

 昨年も芸能界では数多くの事件、騒動、熱愛、破局が話題となった。

 そんな中、年末は音楽業界の風物詩となっている「NHK紅白歌合戦」と「日本レコード大賞」が、世間の関心はよそに業界内では注目を集めたわけだが…。「レコ大」は大方の予想どおり、人気グループ「EXILE」が大賞を受賞。

 そもそも、リーダーのHIROの妻である女優の上戸彩が司会を務めることが発表された時点で、「もう大賞は『EXILE』で決まりじゃん」という声が業界内にあふれており、有馬記念のオルフェーブルの単勝よりも堅いガチガチの決着とあいなった。

 同賞の授賞式を放送するTBSをはじめとした主催者サイドにしてみれば、HIROのパフォーマー引退を前に夫婦初共演をアピールすることで、近年低迷が著しい視聴率獲得を目指したのだろう。とはいえ、「レコ大」に強いと言われる某大手芸能プロダクション&某大手レコード会社所属の新里宏太による「最優秀新人賞」獲得も含めて、あまりにもベタすぎる本命決着には、元々関心の低い世間だけでなく、“芸能村”の住人たちの間にもしらけムードが漂っている。

 そんな“空気”を機敏に察知したのか、舞台裏ではこんなエピソードも。

「授賞式の模様を放送した番組では、何故か最大の見せ場であるはずのHIRO&上戸夫妻のカラミがほとんど映されませんでしたが、あれは放送時間の関係や演出の失敗ではなく、HIROさんが妻とのやりとりを見せるのを極力拒んだそうなんです。単なるテレなのか、プライベートを商売の道具にされたくないと思ったのか、真意のほどは本人たちにしか分かりませんけどね」(某芸能プロダクション関係者)

 中継番組が、放送日を変更した06年以降では最高となる平均視聴率17.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことが、朝刊スポーツ紙をはじめとする御用メディアではド派手に報じられてはいるものの、そもそも視聴率が20%にも届かない時点で世間の関心の薄さは否定しようもない事実である。

 かつては栄華を極めた「レコ大」だが、やはり凋落は著しいようだ。

 一方の「紅白」は、午後9時からの後半で平均視聴率44.5%を記録し、昨年の民放を含めた全番組の年間1位を達成した。

 北島三郎の"卒業"やあまちゃんファミリーの投入、「AKB48」大島優子の電撃卒業発表、浜崎あゆみの恋人同伴など、一見すると話題性には事欠かない印象もあったが、現場からは「いまいち盛り上がりに欠けた」という意見も多い。

「年々、個別リハーサルや囲み会見を拒むアーティストが続出し、取材内容が乏しくなる一方で、最近はほとんど芸能の知識のない、速報性だけを求める素人同然のネット媒体の記者が大量に取材に来るようになり、現場は無法地帯と化しています。今年は待ち時間にホールでトランプに興じている連中や、やたらジャニーズのタレントの写真だけを撮りまくっている追っかけと思しき女性もいたりして、『紅白の現場もずいぶんと変わったな』と。大して取材もしないネット媒体の連中がバンバン速報記事をネットに上げる状況に辟易している一部の朝刊スポーツ紙の記者が、『ネットのニュース解禁時間を翌朝7時にしろ!』とNHKの職員に詰め寄る場面もありました」(某週刊誌関係者)

 ピリピリムードが広がっていたのは室内だけでなく、屋外もしかり。

 今年は一連の民族派団体による街宣活動の影響もあり、警備が例年以上に厳しくなっていたそうで、「NHKホールの敷地に入る時点で警備員から取材パスの提示を求められました」(前出の週刊誌記者)

 実際、リハーサル初日の12月29日には、一部の右翼団体の街宣車がNHKの周りで街宣活動を行っていたという。

 そんなピリピリムードの中でも、我関せずとばかりにマスコミ人の矜持を捨てて私欲を満たそうとする“懲りない面々”の姿も。

「イケメン好きで知られるジャニーズ御用達リポーターのK女史は、ジャニタレのリハーサル公開中も常に名物広報のS氏の隣の席に陣取り、真剣なまなざしでパフォーマンスを見つめて忠誠心をアピールしていました。『SMAP』の囲み取材の際も、同じくジャニーズ御用達リポーターのY女史と仲良く並んで当たり障りのないヨイショ問答に終始。タレントにとって不利益な質問が出ないように会見を仕切り、"防波堤"のとして役割を果たしていました」(某スポーツ紙記者)

 また、かつては某写真週刊誌の編集長を務めながら、今ではすっかりAKB48グループの忠実なるしもべとして"アッチ側"の人になったと評判のK社A氏も、独特の存在感を放っていたという。

「かつて自身が責任編集を務めていた写真週刊誌や同じ出版社の系列の女性週刊誌の記者やカメラマンには目もくれず、顔見知りの『AKB48』のメンバーやレコード会社のスタッフとひたすら談笑。取材エリアとなっているホールでは、マスコミ関係者は携帯電話の使用が禁じられているのですが、スタッフ面で堂々と携帯電話でしゃべっているところをNHKの職員から注意されて、心外とばかりに顔をゆがめていました(笑)」(同スポーツ紙記者)

 マスコミも含めて、芸能界が輝きを放っていた古き良き時代はいずこへ…。


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