サイゾーpremium  > インタビュー  > 【さんみゅ~】今時、純情可憐な屈託なきアイドル
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未来の松田聖子がここにいる!?

【さんみゅ~】清純派アイドルグループに見るアイドルの名門・サンミュージックの秘密

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──今年5月、相澤秀禎会長の逝去でも話題となったサンミュージック。アイドルグループ・さんみゅ~に、同社が“女性アイドルの名門”たる秘密を見た。

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(写真/諏訪 稔)

 松田聖子、早見優、岡田有希子、酒井法子など往年のトップアイドルを手がけた芸能事務所、サンミュージック。そのサンミュージックが、近年のアイドルブームに満を持して生み出した8人組のグループが「さんみゅ~」だ。偉大な先輩アイドルと同じ事務所に所属していることもあって、CDやライブでも、岡田有希子の『くちびるNetwork』など、先輩たちの名曲をカバーしている。7月発売の新曲はジッタリン・ジン『夏祭り』のカバーだ。

 でも鳴り物入りのグループのはずなのに、正直そのグループ名はベタすぎじゃないか。もうちょっとカッコいい名前にしようとは思わなかったのか? そして『夏祭り』用の衣装は、“祭り”ということで法被をモチーフにしているけど、それも直球すぎやしないか? 今どきの積極的でアグレッシブなアイドルグループと違いすぎる。そう思っていた。

 だがメンバー3人と話して、それが考え違いだと気づいた。

「『夏祭り』(Whiteberryのカバー版)は、ゲーム『太鼓の達人』で知ってました。「むずかしい」モードでフルコンボするぐらいハマって。さんみゅ~で歌うって決まったときは、やったー! って本気で誰よりも喜びました」(木下)

 こう語り、無邪気に喜ぶ彼女たち。どこか幼く洗練されていない言葉に、今どきのアイドルとは違う、素朴なかわいらしさを感じる。そこがさんみゅ~の魅力なのかもしれない。ためしに「人気アイドルになったら何がしたいですか?」と聞いてみた。

「海外で写真集やPVを撮りたいです」(野田)

「死ぬまでに一回バンジージャンプをやりたい!」(木下)

「私は海外で、いろんな国のアイスが食べたいです」(長谷川)

「あと、さんみゅ~の番組を持ちたいなって思います。企画にチャレンジしたり」(野田)

「あ、その番組で、バンジーやったらいい!」(木下)

 素直な明るさのある会話が続いていく。「アイドル戦国時代」なんていう殺伐とした言葉とは無縁の、どこか懐かしい少女たち。

 しかし、はしゃいでいるだけではない。伝説的な先輩アイドルに学ぼうという殊勝さもある。

「先輩方の曲はよく聴かせていただいてます。やっぱり、たくさんお手本になるところがあります。私は早見優さんの『夏色のナンシー』とかが好きですね」(長谷川)

「私は松田聖子さんの『赤いスイートピー』が好きです!」(野田)

 ショッピングモールのイベントなどで歌っていると、懐かしいアイドルのカバー曲に振り向く大人も多いという。

「曲を聴いて『これ知ってる』って言ってくださる方もいるので、幅広い年齢のお客さんに楽しんでもらいたいです。先輩方の“清純”や“純白”みたいなコンセプトを、私たちも受け継いでいます。大っきい夢ですけど、松田聖子さんは女性アーティストで一番多く武道館ライブをしているので、私たちも武道館でやれたらいいなと思います!」(長谷川)

「今はリリースイベントで、全国いろんなところを回らせていただいてます。メンバーみんな地元がバラバラなので、それぞれの地元に行くのは楽しいですね」(木下)

「だけど地元のステージに立った瞬間、めっちゃ緊張するんですよ。知っている人たちがいっぱいいるんで」(長谷川)

 まだアイドルとしては経験を積んでいる途中。ライブでもレコーディングでも緊張しまくるとのこと。そういうスレてない感じも、古き良きアイドルを彷彿とさせる。

「レコーディングの時とかも、緊張しないように、ペットボトルとか歌詞カードに『頑張れ』ってメッセージを書いて、それを見ながら頑張ってます(笑)」(野田)

 無邪気で真剣な気持ちを、応援したくなる。なるほど、これがサンミュージックのアイドルなのだ。これが、さんみゅ~なのだ!

(文/さやわか)

【拡大画像はグラビアギャラリーでご覧いただけます。】

さんみゅ~
往年のアイドルを多く輩出してきたサンミュージックが手がける、8人組アイドルグループ。岡田有希子の「くちびるNetwork」でデビューし、ライブでは、松田聖子の「青い珊瑚礁」など、サンミュージックの名曲をカバーしている。メンバーは14歳から19歳までの子を擁しており、今回、登場してくれたのは長谷川怜華ちゃん(写真右)、木下綾菜ちゃん(写真中央)、野田真実ちゃん(写真左)の3人。

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『夏祭り』
1990年リリースのジッタリン・ジンによる夏の定番曲をカバーした、さんみゅ~の3rdシングル。10~20代にはWhiteberryがカバーしたことでも有名で、さんみゅ~バージョンについては、「ジッタリン・ジンさんの原曲に近いイメージなので、私たち世代には新鮮に聞こえると思います!」(木下)とのこと。ジャケットや特典が異なる初回盤(DVD付き)3バージョンと通常盤で発売中。
価格:初回盤A、B、C 1500円 通常盤1000円(すべて税込) 発売:ポニーキャニオン

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