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NBAに最も近い日本人はここにいた!

目指すはバスケ界の最高峰! ハーレムで金井善哲選手が孤軍奮闘中

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「公園なので観戦はタダですが、観客はみんなガラが悪くて、酒やタバコをやりながらは当たり前。でも目は肥えてて、ちょっと下手なプレーをしたら野次られます」(金井選手)……穏やかな人柄ながら、タトゥーが眩しい風貌は黒人選手に負けてません。

 世界最高峰のバスケットボールリーグ、NBA。あの田臥勇太選手さえも、結果を残せず1年足らずで解雇された、日本人にとって壁の厚いリーグだ。NBAに入るルートとしては、アメリカでバスケの名門大学に所属するか、マイナーリーグや海外リーグで実績を積むかのどちらかといわれるが、実はもう一つ道がある。

「NYのストリートバスケで名を広めることです」と語るのは、金井善哲選手。ストリートバスケは黒人のカルチャーであり、大学に行けない貧民街に住む黒人は、幼少期から公園でバスケに親しみながら、スキルを磨く。NBA関係者の間でも、"陰の実力者"が集まる場として知られる。

「公園での活躍が認められて大学のチームにスカウトされたり、NBAに入団した選手もいます。僕に残されたNBAへの道も、ストリートバスケでのし上がって、有名になること」(金井選手)

 金井選手が、この世界に身を投じたのは4年前。アジア人初の選手だったことで、実力を認めてもらえるまでは無視されたり、ボールを投げつけられたりと、苦労したという。

「常に、回ってきたチャンスで確実に点を取ってアピールしないと次はないという崖っぷち状態です。ストリートバスケで求められるのは、1対1の個人技。パスを回して組織で攻める日本人的なプレーは必要とされなくて。それこそ無駄なパスを出したら"逃げ"だと思われてしまうので、自分ひとりでシュートまで持っていく姿勢を学びましたね」(同)

 現在は、そうした本場の技術を日本のジュニア選手に講習する一方、欧州プロリーグからもお呼びがかかり、NBAへのたたき上げ街道まっしぐらの金井選手。今後の活躍に注目!
(亀田麻未)

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かない・ぜんてつ
1980年生まれ。大阪府出身。高校ではインターハイ出場。大学卒業後、ストリートバスケの本場NYに渡り、07年には、世界で最も有名なストリートバスケの大会EBCにアジア人初出場という快挙を達成。現在はNYとフランスでプレーしながら、NBAを目指す日々。
公式HP


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2019年12月号