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「男の娘(オトコノコ)」たちのセキララな今が!

可愛くなければ、女装じゃない!? 新感覚な女装文化専門誌が創刊

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 ジワジワ〜と来ていた女装ブームがついにピークへ!! と、そんなことをいきなり書くと首を傾げる読者もいるかもしれないが、ドラマでは山田太一の『ありふれた奇跡』(フジ/今年1月〜3月)、マンガでは志村貴子の『放浪息子』(エンターブレイン)など、最も世相が反映されるポップカルチャーで取り上げられるほど女装は盛り上がっている。そんな中、今月12日には、ついに女装専門誌「オトコノコ倶楽部」(三和出版)が創刊された。

「元々はニューハーフの雑誌を作るつもりで、そういったイベントにたくさん出かけていたんです。すると、2年ほど前からすごく女装が盛り上がってきた。若くて綺麗な女装の人がとても多く、女装という文化そのものが盛り上がっているのを肌で感じ、女装メインの雑誌に方向転換した、というわけです」

 そう語るのは同誌の編集者・井戸隆明さん。女装カルチャーの総合誌的なポジションを目指して制作したとのこと。

 「オタク系の若い男性が、コスプレから女装へ入るケースが最近増えてきているんです。そういうカジュアルな層と、女の子になって性的にも満たされたいというコアな層が一緒になって盛り上がっているのが、まさに今。

 そこで、エロの要素とサブカル的な要素をどちらも加えて、読み物としても面白い濃密な誌面にしてみました」

 マニア誌と侮るなかれ。ここはひとつ、ブームに乗じて同誌を手にとってみてはどうだろう。ひょっとしたら、まだ見ぬ自分と出会うチャンスが待っているかもしれない!?
(武田 俊)

「オトコノコ倶楽部」
女装ブームの中で生まれた「オトコノコ(男の娘)」に着目し、恋愛、セクシャリティ、カルチャーなど多角的に扱った女装総合誌。
発行/三和出版 価格/3000円(税込)


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