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ジャニーズは失速どころか勢力拡大へ

草彅剛逮捕劇で「全裸写真」流出の噂も

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4月23日、SMAPのメンバー・草彅剛が公然わいせつ容疑で逮捕され、起訴猶予処分が下った後、マスメディアによる報道は一段落している。だが、草彅側にとって無視できないのが、草彅が六本木で全裸で騒いでいた際の写真が近所の住人によって撮られていたという噂が広まっていることだ。5月上旬時点では、複数の週刊誌がその写真を入手済みだといわれ、「本物なのか、それともアイコラなのかも含め、慎重に確認作業をしている」(出版関係者)という。

 実際に写真を見たという芸能プロ関係者はこう証言する。

MEMO草彅剛
1974年7月9日生まれ。埼玉県出身。91年、SMAPでデビュー、97年に主演したドラマ『いいひと。』でブレイクする。モットーは「あきなめないこと。努力すること。感謝すること。僕が心がけていることはそんな当たり前のこと」(著書『クサナギロン』より)。やっぱりいい人。

「写真は2枚あり、1枚は真っ暗闇で顔は確認できないんですが、男性が全裸でお尻を出している写真。もう1枚は、男性が裸で横たわっている写真でしたね。草彅くんに見えなくもないですが、画質も粗く、本人かどうかは半々だというのが感想ですね......」

 当事者やジャニーズ関係者が、当然「本物」とは認めることはないであろうこれらの写真を、強行に掲載する雑誌が出てくるのだろうか?

「さすがに、草彅本人だと断定する形で出すところはないでしょうが、『草彅か!?』と疑問を呈しながら、報道する媒体はあるかもしれません。今回の事件での過剰報道を見てわかる通り、タブー視されてきたジャニーズ報道が緩んできたという印象は受けます。女性絡みのスキャンダルとは違い、刑事事件ですから、報道する側がの人間だったからでしょう」(週刊誌記者)

 SMAPのメンバーがなぜ特殊な立場といわれるのかは、本誌読者であればご存じだろう。SMAPは、ジャニーズ事務所の中でも、そのマネージメントの全権を飯島三智マネージャーが掌握している。ジャニーズの本家ともいえるジャニー喜多川社長やメリー喜多川副社長、メリー氏の娘であるジュリー藤島氏が管理するほかのジャニーズタレントたちとは、事務所内外での扱いが明らかに異なるのだ。

「中でも、飯島さんとジュリーさんが、ライバル関係なのは衆知の事実。創業一族であるジュリーさんにとっては、一介のスタッフから、大出世した飯島さんは、目の上のたんこぶともいえる存在なんです」(芸能プロ幹部)

 4年前、ジャニーズ事務所は、ジェイ・ドリームという子会社をつくり、取締役に飯島氏を据えて、SMAP関連の業務を同社に移管している。「事務所内独立」と騒がれたが、ジュリー氏と飯島氏との衝突を懸念した、ジャニー社長による配慮と見られていた。

「ただ、これにより、飯島氏とジャニーズ本体との距離はさらに広がったと思います。ジャニーズ本体は、基本的にはSMAPにはかかわらないということが明確になりました」(同)

 ジャニーズ本体はSMAPにはノータッチ----そのことは、今回の草彅事件においても顕著だったという。ジェイ・ドリーム設立以前の01年には、SMAPの稲垣吾郎が公務執行妨害などの容疑で逮捕されている。このときは、メディアに対して絶大な影響力を持つメリー副社長自らが奔走し、批判報道を最小限に食い止めている。あの「稲垣メンバー」という呼称も、メリー副社長、ひいてはジャニーズ本体を敵に回したくないメディア側の気配りだったわけだ。だが、今回、表立ってのマスコミ対応はジャニーズ本体が行っていたが、稲垣のときのような、水面下での対策はほとんど行われなかった。

「あえて対策といえば、広報担当のSさんが、草彅の謝罪会見後、芸能担当記者に『(謝罪会見の)記事はスモール、スモールね。ラージはだめよ』とお願いしていたくらい。それも受け入れられず、各紙大きく扱っていましたが(苦笑)」(スポーツ紙記者)

 結局のところ、ジャニーズには、今回のスキャンダルを極力抑え込もうと本気で動いた形跡がない。それゆえ、「今回の失態に乗じて、現場の責任者である飯島氏の力をそごうという、ジュリー氏側の思惑があるのではないか」(テレビ関係者)という見方も出てくるのだ。

「草彅の記者会見が大きく報じられた3日後、各スポーツ紙は『NEWSが24時間テレビのパーソナリティに』と報じた。例年より早く、このタイミングで日本テレビに同番組のパーソナリティを発表させたのは、ジャニーズ側の要請があったからです。ジュリー氏は、ここで再びジャニーズのメディアに対する影響力を誇示すると同時に、世間に対しても、SMAPから、自らが抱える若手グループへの世代交代を印象づけようとしたのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 今回の不祥事を待たずとも、嵐などに押され気味だった最近のSMAP。加えて、草彅がらみのCM違約金は数億円に上るという説もある。SMAPというコマしか持たない飯島氏にとっては、ジャニーズ内の政治力が低下したとしても不思議ではない。

 一方で、芸能プロ関係者が心配するのが、ジュリー氏の力がこれまで以上に強くなることだ。

「ジュリー氏はよくいえば豪腕、悪くいえば強引。ゴールデン番組は多くないのですが、深夜放送や衛星放送まで入れると、ジャニーズJr.から、TOKIOまで、彼女が手がけるタレントが出演する番組は着実に増えているんです。どの芸能プロも番組制作コスト削減の中で、タレントのリストラに遭っている中、勢力を拡大できるのだからすごい。これ以上、ジャニーズ枠を増やされて、我々の食いぶちが減るのは困る」(前出・芸能プロ幹部)

 所属タレントが不祥事を起こそうとも、転んでもタダでは起きないジャニーズ。草彅失態により、さらにパワーを得たジュリー氏が、SMAP中心で動いてきた芸能界に地殻変動を起こすかもしれない。
(編集部)

これで欲求不満解消?

ジャニーズタレントのスキャンダルは、マスコミにとってはタブーだったが、今回は逮捕案件ということもあり、各社が一斉に速報を報じた。罪の重さに比べて、報道が過剰しぎるという批判も一部であったが、マスコミのジャニーズに対するフラストレーションが一気に爆発したのかもしれない。3月に、NEWSの錦戸亮が衝突事故を起こして、他人を負傷させ、送検された事件との扱いの違いは、なんとも不可思議だ。

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