サイゾーpremium  > インタビュー  > 【Hideyoshi】大化けしたエモ・ラップの旗手
インタビュー
仲間たちと共に歩む、元“高校生RAP選手”

【Hideyoshi】元“高校生RAP選手”は、いかに若者の心を代弁する気鋭のラッパーへと化けたのか?

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――近年、ロックをサンプリングしたビートの上で、自殺願望や精神薬について鬱々と歌う“エモ・ラップ”といわれる音楽がアメリカでトレンドとなっている。そして日本においても、その旗手が現れた――。

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(写真/山谷佑介)

 Hideyoshiという若手ラッパーが今年6月に発表した1st EP『Never Be the Same』は、現代の若者が抱える“心の問題”を吐露した作品だ。今、アメリカを中心に“エモ・ラップ”というヒップホップのスタイルが取り沙汰されている。ロック的なサウンドに乗り、抑うつ的な歌詞を歌うスタイルで、近年夭折し、世界中のファンを悲しませたリル・ピープ、XXXテンタシオンが代表者とされる。日本にいち早くそれを持ち込んだのがHideyoshiだが、ある向きには現在のMCバトル・ブームのきっかけとなったBSスカパー!の番組企画「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」(以下、「RAP選手権」)の第3回大会(2013年)に出場したM-6POと言ったほうがピンとくるかもしれない。

「Hideyoshiに改名したのは、今年の4月くらい。EPを出すにあたって過去の自分と決別しようと。裕福な環境で育ったわけじゃないし、日本らしさも出したかったので、豊臣秀吉にあやかりました」

 とはいえ、今と過去は1本のストーリーとしてつながっている。彼はコロンビア人と日本人のハーフで、千葉県船橋市に生まれた。

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