サイゾーpremium  > 特集  > pixiv、Togetter、美人時計─...

──旧来のメディア企業のIT戦略がダメなのはわかった。ではウェブ業界で活躍が期待される会社はどこなんだ!? 年商170億円の10年選手から、設立1年未満社員数1ケタのベンチャーまで、注目のサービスを提供する企業を、そのちょっと黒い裏事情まで併せてご紹介。

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『なぜ、ベンチャーは失敗しやすいのか?』(インデックス・コミュニケーションズ)

 当特集【3】までは、IT時代に苦戦するマスメディア企業を見てきたが、では本来IT業界を牽引していくであろう生粋のベンチャーで、今注目すべき企業とはどこだろうか?

 全体の動向として、近年のITベンチャーは宿命的にソーシャルメディア前提のサービスを打ち出すところが多いことを述べておこう。ポータルサイトやブログサービスのような集約型よりも、ツイッターなどのソーシャルプラットフォームを利用するのが今のスタイル。その中でも要注目の企業を、業界関係者の声を参考にしながら見ていきたい──。

 まず、良くも悪くも目立つという意味で、イラスト投稿という一見ニッチなSNSながら急成長を遂げた「pixiv」が筆頭に挙がる。投稿作品の無断利用疑惑等でユーザーから批判を受け大炎上した件も、記憶に新しい。実は同社はかなりワンマン体質で、オタク向けサービスでありながら社風はオラオラなのだという。

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