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第1特集
知られざる封印マンガの市場と価値【2】

『血だるま剣法』10万円は適正なのか? 本当に高い"封印マンガ"のお値段【後編】

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封印マンガコレクターはビンテージマニアの素人?

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『まんが発禁×盗作×捏造封印の謎』

 山本氏がこう語るように、昨今は復刊されるケースが多いという封印マンガ。そのことが古書市場における希少価値を低下させていると、マンガ古書専門店「まんだらけ」でビンテージ部門を担当する國澤博司氏は語る。

「マンガ古書の市場を形成している顧客層は、発禁、もしくはなんらかの理由で回収されたなどの『封印』という要素を一義的な購入の動機とはしません。あくまでも作家やシリーズ、レーベルへの愛着が根底にあり、その上で『今では読めない』という封印マンガがあれば、そこに価値を見いだすわけで、一度でも封印されたからといってなんでも高いわけではありません。そもそも、復刊されて読むことができるようになると、それまでの需要は激減しますから。

 とはいっても、それは一般流通に乗り、書店などで販売されたマンガの話。本の形態と作者の人気度によってプレミア度も変わります。貸本版『血だるま剣法』はかつて弊社で販売していたときは10万円くらいの値段を付けていましたが、その後、呉智英氏の監修により青林工藝舎より復刊しました。ですが、貸本というジャンルにはコレクターも多くいるため、同作は値崩れを起こすことはありませんでした」

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