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今だから語れる"夢の舞台"マル秘話【2】

バレー・大林素子──「帰りの飛行機では集団自殺を考えた」女子バレー全盛期に五輪に出る重さ

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■大林素子(女子バレー)
【五輪出場記録】88年ソウル大会/4位 92年バルセロナ大会/5位 96年アトランタ大会/予選9位

「五輪は命を懸けて戦う場所だった」と、女子バレーの元日本代表・大林素子さんは言う。「五輪=負けられない戦い」という彼女が抱いていたイメージは、実際にその場に立ってみても、まったくズレていなかった。

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「24時間バレーのことを考えていた。バレーの夢を見れて
一人前、という時代です」。今は時代が変わっている、と
大林さんは言う。

 彼女が五輪初参加となった20年前は、女子バレーがメダルを取らずに帰国することが許されない時代。ソウルに旅立つ前、先輩からひと言、「負けたら帰ってこれないよ」と言われたという。

「メダルを取ってくるのは当然で、私たちはその使命を果たすだけ。ずっとそう教育されてきました」

ロサンゼルス五輪で銅メダルを取り、帰国後に「非国民」となじられた先輩も、ソウル五輪には参加していた。そんな話を間近で耳にしていた彼女にとって五輪は、 お祭り どころか 命懸け の場所だと思っていたという。実際にコートに立った瞬間は、震えが止まらなかった。

「周りの先輩も緊張していて、やっぱりほかの大会とは違うなと。とにかく国のために負けられないという、 特攻隊 のような気持ちでした」


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