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CYZO×PLANETS 月刊カルチャー時評第8回──COMIC編【1】

達者なマンガ技巧を見せるも最後はテンション切れ!? 誠実な佳作『惑星のさみだれ』

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──趣味の細分化が進み、ますます男女の垣根がなくなりつつある"マンガ"。いくら売れなくなってきているとはいえ、マンガ大国日本の底力は健在です! 何を読んだらいいかわからない? ならばまずはこれを読め!

2011年2月号 COMICクロスレビュー

■年イチ刊行の人気作品

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『よつばと!』(10巻)
作/あずまきよひこ
掲載誌/「月刊コミック電撃大王」(アスキー・メディアワークス)
価格/630円
発行日/11月27日
翻訳家の"とーちゃん"と暮らす5歳の"よつば"(2人に血縁関係はない)を中心に、その毎日を丹念に描いた人気作。スーパーやレンタルビデオ屋に行ったり公園でドングリを拾ったり、という些細な出来事で一話が構成される。主な登場人物も、2人に加えて隣家の3姉妹+母、とーちゃんの友達2人程度と、かなりミニマム。


【脚本/演出家・麻草評】
★★★★★☆☆☆☆☆
よつば自身が記号化してないか?
本作の見所は、その異様な描画表現にある。緻密に描き込まれた背景と反するように記号化されていくキャラクターたちの絵柄。それは子供の見る抽象化された世界と大人の認識する世界との差異をはっきりと見せてくれた。だが10巻では、その記号化に「よつば」自身の人格までもが「子供」という記号へと還元されていく不安を感じた。この夏休みは終わらないのではないか。もしかしたらチャンスは既に失われていたのかもしれないが。

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