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『西国分寺哀の「大丈夫?マイ・フレンド」』【24】

声を大にしていいたいのは、「まずは、おめでとうでしょ」……だけど逃げるは恥だぞ【菊川怜】

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『菊川 怜』

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タレント・菊川怜と結婚した実業家・穐田誉輝氏に4人の婚外子がいるという文春砲が炸裂。結婚発表当初、キャスターの小倉智昭は彼のことを絶賛していたが、ちょっと前にも覚せい剤で逮捕された俳優の絵を評価するなど、その「人を見る目」にも注目が集まっている。


 菊川怜の結婚にケチがつきまくっている。

 まず、自身がキャスターを務めるフジテレビ『とくダネ!』で、結婚の報告をしたところ、番組内の演出で用意された「祝 脱・独身」という垂れ幕に対して、ネット上ではセクハラだなんだと大騒ぎ。それがようやく落ち着いたと思ったら、今度は「週刊文春」5月18日号で夫の穐田誉輝氏に3人の婚外子がいることが報じられた。さらにその翌週号では、「実は婚外子はもうひとりいました」という、「乗客に日本人はいませんでした」と言われたほうがよほど気持ちの整理がつくのではないかというほどの大騒ぎとなっている。

 番組演出上の配慮、穐田氏の倫理観をはじめ、菊川自身へも情報番組のキャスターを務める身としてどうなのよ? といった議論が起こっているが、声を大にして言いたいのは「まずは、おめでとうでしょ」ということである。「人とぶつかったら、ごめんなさいでしょ」(『逃げるは恥だが役に立つ』第6話より)といった、もはや躾レベルの叱責をしたいのである。なんだかんだ言ったところで、もう結婚しちゃっているのだから、まずは祝福してあげましょうよと。問題はそれから解決していけばいいじゃないの。

 そもそも今回の件、わからないことが多すぎる。まず菊川の夫となった穐田誉輝氏だが、名前が読めない。「あきたよしてる」というそうだが、毎回ルビを振ってもらわないと読めないし、覚えられないではないか。さらに、急に耳慣れない言葉が出てきたのである。「婚外子」。

 知ってた? 婚外子って。「コンガイシ?」もはや外国人観光客レベルの片言で問いただしてしまうぐらいにキョトーンなワードなのである。なんなら、穐田氏がこれまで社長を歴任してきた「カカクコム」とか「クックパッド」に並ぶ「コンガイシ」という新たなサービスなのではないかと思ってしまうほどだ。不倫だ隠し子だと、スキャンダラスな言葉がすっかり浸透した現代において、まだこんな隠れキャラ的なスキャンダル用語があったのかと、つくづく男女関係の奥深さを思い知らされる次第だ。

 まあ、そんなことはともかく、この穐田氏がなぜこれほどまでに叩かれているのか、文春の報道を時系列順に振り返ってみよう。04年、穐田氏は妻帯者でありながら、地方で知り合った当時高校生だった女性と恋に落ちる。その後、上京してきた彼女と関係を続けるも、妊娠が発覚すると認知を拒否。金銭的援助を十分に行わず、突然連絡を絶ったという。その後、穐田氏は妻と離婚。12年には内縁関係にあった女性2人に同時期に子どもを出産させる。そのうちのひとりとは内縁関係を続け、15年には第二子をもうけるが、穐田氏の人間性に不安を抱いた女性のほうから申し出て内縁関係は解消。後半の2人の女性には養育費等を支払ったそうだが、2人の子をもうけたほうの女性いわく「菊川さんと結婚されてから、支払いが止まっている」とのこと。

 おい! ひどい奴じゃないか。ダメだダメだ。こんな奴にウチの菊川はやれませんよ。

 確かに文春の報道だけを見ていたら、やいのやいの言いたくなる気持ちはわかる。なかには菊川に対する親心的な感じでこの結婚に反対している人もいるのかもしれない。ただ、こういうのは『北風と太陽』みたいなもので、ストレートにぶつけていたのでは本人が意固地になってしまうものだ。

 だからといって、穐田氏を擁護するつもりもないが、これまで認知を拒否したり、内縁関係という形式をとってきた彼が、ここへきて菊川怜とは正式に「家庭を持とう」と思った心境の変化には期待が持てるのではないだろうか。「俺、さんざん無茶苦茶してきたけど、お前と出会えて、なんか変われそうな気がすんだ」みたいな、湘南乃風の歌詞にありそうな感じのアレだ。

 しかも、これにこたえるかのように菊川のほうは、穐田氏の所業を「すべて知っている」とのこと。わかったうえで結婚しているのであれば、もう何も言いますまい。菊川の覚悟を黙って見守ろうではないか。だいたいね、放っておいたら、またヨソで婚外子つくるよ! あの男は!!

 なんだか、応援しているようで、その実、『北風と太陽』の太陽の役割を買って出ているようになってしまったが、離婚しちゃえばいいのにとか、人の不幸は蜜の味とか思っているわけじゃないんだからね! というか、菊川自身が婚外子の意味がわかってないとかじゃないよね?

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい)
穐田誉輝氏の記事を読もうと「週刊文春」5月18日号を開いたら、広末涼子のグラビアに釘付けになった40代男性。脱・独身を目指している。

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