サイゾーpremium  > 連載  > クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング  > 『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第39回【ストリーミングサービス】がマスになりつつある現場
連載
『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第39回

【クロサカタツヤ×永松繁隆】気がつけばテレビ中継が変わっている!? ストリーミングサービスがマスになりつつある現状

+お気に入りに追加

通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!

【クロサカタツヤ×永松繁隆】気がつけばテレビ中継が変わっている!? ストリーミングサービスがマスになりつつある現状の画像1
●世界の動画配信売上高・契約数の推移及び予測(出典:IHS Technology)

ネットのストリーミング配信サービスが誕生して以降、さまざまな趨勢はあるものの、着実にその利用者を伸ばしている。特に、スポーツ中継など固定ファンがいるジャンルでは、独自のサービスがオープンしており、有料サービスであっても会員獲得につながっている。2020年には東京オリンピックが控える中で、新たなマスを獲得する分野となっていくのか?

クロサカ 今年からJリーグ全試合の放映権をネットのストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)【1】」が獲得しました。これまではスカパーによるCSのテレビ放送だったのが、ネットのストリーミングに変わるということに加え、さらに契約額が10年で2100億円もの巨額だったことで、日本のサッカーとメディアの関係者に衝撃が走りました。そこで今回は、スポーツビジネスや放映権について詳しい永松繁隆さんをお招きしました。永松さんは以前、大手広告代理店でスポーツビジネス等を手がけられ、FIFAサッカーワールドカップの招致活動ではご一緒させていただきました。

永松 以前、サッカー日本代表のマーケティングをやっていたんですが、日本代表のゲームって、テレビ視聴率が40%を超える、つまり4000~5000万人くらいの人たちが見るコンテンツなんです。それをテレビCMとか広告にして、売っていたんです。要するに、日本代表戦というコンテンツを売っているんじゃなくて、コンテンツを核にできたコミュニティこそが価値の本質なんじゃないかと思うんです。

クロサカ 確かに、コンテンツそのものがお金を生み出すのではなくて、コンテンツの周りのコミュニティの中の人たちがお金を出している。これまで「コンテンツ・イズ・キング」という言葉があって、強いコンテンツこそ偉いという風潮があったけど、それはコミュニティとお金の流れを作り出す力が強い、ということ。今回のDAZNは、このお金の流れそのものを買っちゃったんですね。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ