サイゾーpremium  > ニュース  > 芸能  > 時任三郎の娘だった! Cana(時任花夏)が歌手デビュー
ニュース
【premium限定インタビュー】

謎のドラマ挿入歌の歌い手は時任三郎の娘だった! Cana(時任花夏)が歌手デビュー

+お気に入りに追加
1607_cina01.jpeg

 7月29日に『あなたと ずっと』でデビューを飾る新人シンガー・Cana(かな)。同曲はAmazonプライム・ビデオの日本オリジナルドラマ『はぴまり ~Happy Marriage!? ~ 』(ディーン・フジオカ主演)の挿入歌。長らく歌手名が明かされていなかったため、「誰が歌っているのか?」とSNS上で話題を呼んでいた。

 またCanaが、俳優・時任三郎の長女であることも大きなニュースとなっている。その彼女にデビューまでの経緯と、作詞にも関わった『あなたと ずっと』の内容についてインタビューを行った。

海外生まれヒップホップ育ち…だけどデビュー曲はバラード!

――歌手デビューの以前から女優業もされていましたが、芸能界を目指すきっかけは何だったんでしょうか?

Cana 最初は高校生のときのスカウトですね。当時は「とりあえずやってみよう」くらいの感覚でしたが、ロサンゼルスの学校で演技の勉強を始めてから、女優を目指すようになりました。

――それが歌手デビューとなったのは?

Cana 帰国後に、現在の所属事務所の方から「歌もやってみようか?」と提案があったんです。私も音楽は大好きだったので、それから事務所の方と曲を作ったり、デモを録ったり、事務所のライブに出たりするようになり、それが今回のデビューにつながった形です。

――でもデビュー曲ながら、バラードに映える堂々たる歌声でとても驚きました! 先ほど事務所の方に話を伺ったら、Canaさんがカラオケで歌ったのを聞いて、「これは歌をやるべきだ」という話になったそうですね。

Cana そのカラオケのとき、実は動画まで撮られていたという話をさっき初めて聞きました(笑)。「バラードっぽいのを何か歌って」と頼まれて歌ったものだったんですよ。

――出身はニュージーランドなんですよね。時任三郎さんは子育てのために家族で海外移住していた時期がありましたが、そのときにお生まれになったと。

Cana そうですね。9歳まではカナダとニュージーランドで育ちました。子供の頃は朝にMTV(ポピュラー音楽のビデオクリップを流し続ける音楽専門チャンネル)を見るのが楽しみで、最初に好きになったのがThe Black Eyed Peasの『Where Is The Love?』(2003年)だったのを覚えています。

――小さな頃から音楽が好きだったんですね。

Cana 好きでしたね。ピアノやコントラバスをやっていた時期もありますし、他にもいろんな楽器をかじっています。でも、デビュー曲のようなバラードを歌ったことはなかったですし、好きで聞いてきた音楽も50CENTやEminemのようなラップばかりでした(笑)。

――それがバラードでデビューと(笑)。ただ、お父さんの時任三郎さんも歌手活動をされていますし、音楽を好きになったのはお父さんの影響もあるのでしょうか?

Cana 父は家でもギターを弾いて歌っていたので、今思えばそうかもしれないですね。でも日本に戻るまでは、父の仕事をあまり理解していなくて、ただ好きで歌っているだけの人だと思っていました(笑)。

1607_cina02.jpeg

――デビュー曲『あなたと ずっと』は、いきなりドラマの挿入歌に起用されましたが、歌手デビューにあたって不安はありませんでしたか?

Cana これまで「自分は歌がうまい」と思ったこともないですし、不安はありましたね。日本に帰ってきてからは、友達とカラオケに行ったりもしていましたが、そこでも日本語ラップの面白い曲ばかり歌っていたので(笑)。

――でも堂々たる歌いぶりでしたし、歌手名を明かさず挿入歌が流されていたときも、SNSではとても好評でしたよ。

Cana それは嬉しかったですし、自信にもつながりましたね。「曲と声しか情報がない中で、自分の歌がどう評価されるのか」ということを、デビュー前に知れたことはとても良かったと思っています。

――あまり歌うことがないバラードだからこそ、ご自身としても挑戦的なデビュー曲だったわけですよね。

Cana そうですね。素直な乙女心を歌う歌詞も、自分の性格からかなりかけ離れていますし、最初は「ああ、むず痒い!」みたいな感じで歌っていました。でも、乙女心のある歌詞を自分が書けて、それに共感できるというのは新たな発見でした(笑)。

――歌詞は共作という形で手がけられているんですよね。

Cana そうですね。ドラマの原作のマンガなどを参考に、ヒロインの気持ちをテーマに書き進めたので、その点は初めての作詞でも書きやすかったです。また、ヒロインの具体的な気持ちや言葉はドラマの中に出てくるので、歌詞はできるだけシンプルな言葉を選ぶように意識しました。

――歌詞の「『好き』って言って 一回きりの わがままだから」という部分は、まさにドラマで清野菜名さんが演じるヒロインの気持ちを言い表しているのかなと思いました。

Cana 特にドラマの前半の彼女に重なる部分はあるかもしれないですね。ドラマの物語は、いきなり出会った2人が形だけの結婚をして……という設定がとても面白いんですが、とても感動的な話でもあるんです。だから挿入歌では、ヒロインの気持ちをシンプルな言葉で表現すれば、見ている方も気持ちを乗せやすいのかなと考えて歌詞を書きました。

――お父さんにはこの曲を聞いてもらいましたか?

Cana 聞いてもらえましたね。やっぱり娘の私に伝える感想は、純粋なリスナーの感想とは違うものだと思いますけど、曲全体の雰囲気がすごく良いと言ってくれました。私が歌手デビューすることにも驚いていると思いますが、応援してくれていますね。

――これから先、「こんな曲を歌いたい」みたいな希望はありますか?やっぱりラップですか?

Cana 今は「このジャンル」とは決めず、いろんな曲を歌ってみたいですね。ラップもやってみたいですが、今は歌を歌って歌詞を書くだけでも大変なのに、そこでラップして韻まで踏んで……となると頭がいっぱいかもしれないです(笑)。それに人前で歌う経験がまだまだ足りないので、まずはライブの機会をどんどん増やしていきたいですね。

プロフィール
Cana(時任 花夏)
1993年8月11日、ニュージーランド生まれ。幼少期をカナダ、ニュージーランドで過ごし、9歳から日本在住、中学生時にLAに留学。特技は英会話。所属事務所の主催ライブ「MAXPEC LIVE」(渋谷GUILTY)に8月3日、9月2日に出演予定。

Cana~時任花夏~オフィシャルブログ Powered by Ameba
http://ameblo.jp/kanatokito/

1607_cina03.jpg

Cana『あなたと ずっと』
Amazon Records
7月29日(金)発売
1000円(税込)

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

    • 【青木理×川端幹人】ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

サイゾーパブリシティ