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第1特集
中国人観光客ツアーに潜入取材!【1】

中国人ツアーに潜入取材! ガイドを無視して皇居を撮影!? 悪名高い中国人観光客の素顔

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――日本に来た中国人観光客のマナーが悪い。そんな話を耳にしたことがあるだろう。世界の観光地でも中国人の評判は悪いと聞く。では、中国人旅行者たちに同行したら、やはり彼らの無作法が目につくのか? あるいは、もはや感覚が麻痺して同じ振る舞いをしてしまう? 実態を探るべく、はとバスの中国人向けツアーに潜入!

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↑画像をクリックすると拡大します。【訪日した中国人旅行者数】(出典:日本政府観光局)

 中国人観光客はマナーが悪いといわれている。日本で報道されているだけでも枚挙にいとまがない。

「銀座のデパートの鉢植えに立ち小便する。ホテルのバスローブ、タオル、灰皿などの備品を持ち帰る。ホテルの大浴場で歯磨きをし、浴槽のお湯で口をゆすいで、そのまま湯船に出した」(「週刊大衆」2013年6月10日号より)

「2013年、台湾に観光に来ていた2名の中国人客が、航空機の救命胴衣を無断で持ち出し、窃盗罪で略式判決請求をされた」(「ロケットニュース24」2014年2月24日より)

「使用済みのトイレットペーパーが流されずにごみ箱に捨てられることが問題化」(「人民網日本語版」2014年4月29日より)

 これはごく一部だが、本当にこんなことが起きているのかを確かめるべく、はとバスの「中国語でご案内 東京1日」ツアーに潜入取材をした。皇居二重橋~浅草・仲見世~隅田川遊覧(浅草~日の出)~東京タワー~お台場パレットタウンをめぐるコースで、台湾、シンガポールからの旅行者や、中国語を勉強する日本人の参加者もいるとのことだが、筆者(中国語は日常会話レベル)が潜入した日は26名中約9割が中国からの観光客だった。

 出発は朝9時。5分前にはほとんどの乗客が東京・浜松町バスターミナルに集合した。2人組もいれば、3~6人のグループもいるが、みなよくしゃべっている。よくいわれる中国人のマナーの悪さに「大声でしゃべる」というものがあるが、決して一人ひとりは大声ではない。だが、ほぼ全員が絶え間なくしゃべっているので、そこそこの音量に感じられる。このターミナルには英語によるツアー客もいるが、そちらは言葉少なに整然と並んでいた。しかし、これだけしゃべることがあるというのは楽しそうだ。

 9時ちょうどに乗車したものの、出発しない。10分ほどたって、男性2人組が乗り込んできた。どうやら彼らを待っていたようだ。26名中2人が10分遅刻というのは、まあ許容範囲ではないだろうか。

 バスはターミナルを出ると、皇居に向かった。ガイドさんは自己紹介や一日の予定を説明した後、ほどなく注意事項を述べ始めた。

「このバスは禁煙です。日本では公共の場で喫煙できるところが少なくなっています。東京都の中心部では、路上で喫煙すると2000円の罰金となることもあります」「このバス内では携帯電話は使用可能ですが、公共交通機関では使用できません」「遊覧船の時間が決まっているので、時間を守りましょう。日本人は時間を守ることを重要視します」とけっこう細かい。皇居に着いてバスを降りるときにも、「日本では公共の場で大声で話すのは、あまりよく思われません」「トイレの紙は流しましょう」と追加で説明を受けた。さらに、ガイドさんは皇居見学後、次の目的地へ出発する時刻を何度も念を押していた。ほとんどの人は静かに聞いたが、筆者の隣の席の50~60代とみられる男性2人組は、ずっとおしゃべりしていた。

ガイドさんの後に列をつくらない

 ガイドさんは皇居について、「故宮(北京市)と違い公開されていません」と説明。確かに、これは皇居前広場の見学だ。鬱蒼と茂る緑の奥の皇居はまったく見えない。

「私は日本人なんですが、ここ、面白いですか?」と中国語で聞いてみた。内モンゴルから来た若夫婦の奥さんは、「面白いわよ。日本的できれい」と返答。日本人を相手に気遣ってくれたのかもしれない。旦那さんに「写真撮ってあげますよ」と申し出た。一度は「大丈夫」と遠慮したが、奥さんの写真を数枚撮ってから、「やっぱりお願い」とカメラを差し出してきた。キヤノンの一眼レフだ。筆者が1枚撮影すると、奥さんが写真を確認し、「真ん中に電灯が入ってるから、もう一回撮って」とダメ出し。角度を変えて撮り直した。

「今度はどうでしょう?」

「うん、まあOK。ありがとう」

 表情を見ると、満足していないことは明らかだった。

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