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第1特集
天賦の才能がものをいう"究極のアイドル"

バカ親のエゴ!? 親バカの愛!? 「赤ちゃんモデル」の落とし穴

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 広告やテレビで、屈託のない笑顔を振りまく赤ちゃんモデル。その笑顔は、まさに「究極のアイドル」といえるだろう。それゆえ、自分の子どももモデルに、と考える新米パパやママも多いようだ。そして、そんな心情を巧みに利用したビジネスが展開されているという──。
(当特集は2008年7月号掲載のものを再構成・編集したものです)

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カメラを向けられた時、こうした自然の笑
顔がすぐに出せるかどうかが、赤ちゃん
モデル界で仕事を得ていくための重要な
才能となるという。親は教えようもない、ま
さに天賦の才といえよう。

「今、自分の赤ちゃんをモデル事務所に登録するのがブームなんですよ。私の子どもが登録している事務所でも、登録者数が過去最高らしいです」と語るのは、都内に住む、赤ちゃんモデルの父親・Aさん。その理由はさまざまで、「子どもの頃の思い出作りという方が多い中、未来のスターにするための先行投資、と考えている人もいるようです」という。

 子どもを赤ちゃんモデルにしようと思ったら、まずはモデル事務所に登録しなければならない。「赤ちゃんモデルを探している」という企業からのオーディション情報は、育児雑誌などで告知されることもあるが、そのほとんどは、モデル事務所を通じてしか手に入れることができないからだ。

 オーディション情報の流れだが、「広告代理店やキャスティング会社を通じて、各事務所に流れる仕組みです。その後、クライアントのイメージに合ったモデルを選んで、保護者の方にオーディションを受けるかどうかをお尋ねします」(モデル事務所・マネージャー)とのこと。有名タレントが所属する大手芸能事務所とは異なり、赤ちゃんモデルの場合、逆に事務所にお金を支払って「登録する」という契約が一般的。その内訳は、宣材としての写真撮影費、マネージメントする経費など。支払い金額は年間で5~10万円前後かかるところが多い。

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