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「活動家一丁あがり!」

今の若者たちに求められる活動家養成講座って何だ!?

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――チュニジア、エジプト、リビア……世界中で起きる反政府デモ。そんなデモには及ばずとも、今の日本でも、規模は小さいがデモや集会を行おうという機運が高まっている。そして、そんな若者たちを支えているもののひとつが、「活動家一丁あがり!」講座だ。社会にモノ言う活動家を育てようという奇抜なコンセプトの同講座は、NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)主催で、「年越し派遣村」の村長などで知られる、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏らが中心となり行われている。果たして、その内容や講座開設の真意は?湯浅氏への取材は、同氏が急遽、政府の震災ボランティア連携室長に就任したためかなわなかったが、同講座の実行委員のひとりである、PARC職員の京野楽弥子さんが話を聞かせてくれた。

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PARC職員の京野楽弥子さん。(写真/山本宏樹)

京野(以下、) 講座開設のきっかけは、PARCの理事でもある湯浅さんが、「この社会って生きにくいよね」と思いながらも、何も言わずにあきらめてしまっている若者があまりに多いことに違和感を持っていたからなんです。ただ、そうした若者たちは、社会に対してモノ言う方法すら知らないから、具体的な行動に移せない。そして結局「生きにくいのは自分のせいだから自分が悪い」と自己責任の負のスパイラルに陥ってしまう。だからこそ、何かおかしいと思った時に、自由にモノを言えるためのノウハウを教える必要があるんじゃないか、と。そこで、湯浅さんはじめ10名の活動家が実行委員になって2009年に「活動家一丁上がり!」を開始しました。現在は5月から始まる3期生を募集中です。

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