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アラーキーの裏の顔をモデルが告発!――世界的ヌード写真は悪なのか? 荒木経惟「#MeToo」騒動の論点

2018年5月24日 11:00

――エロティックな女性ヌードなどで知られ、世界的な評価も高い写真家・荒木経惟。長年、彼のモデルを務めてきたKaoRiさんによる告発が、「#MeToo」のひとつとして世間をざわつかせた。ただ、この騒動をめぐる議論は錯綜している。そこで、本当に語るべき論点を整理し、問題の本質に迫りたい。

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『Araki: Love and Death』(Silvana)

 半世紀にわたり写真家として活躍してきたアラーキーこと荒木経惟(77歳)。彼の“ミューズ”と呼ばれたダンサーのKaoRiさんが、4月1日、インターネットサービス「note」に投稿した告発文が話題となっている。KaoRiさんは荒木のモデルを2001年から16年まで務め、「私たちの関係は、完全に写真家とモデルで、恋人関係ではありませんでした」と前置きした上で、「当初、私は撮られるだけで、それがどのように使われて行くかは一切知らされていませんでした」(原文ママ)と明かした。撮影にあたっては契約書も、撮影後の展示や出版に関する報告も一切なく、KaoRiさんからは言い出せない状況になり、「忖度して自分を犠牲にし過ぎてしまった」という。

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