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創価vs幸福の科学どっちの不動産ショー!? 白金と信濃町、団体の性格が見えるその配置

2014年12月24日 19:27

――日本の新宗教界で長きに渡って存在感を発揮してきた創価学会。対して幸福の科学は、近年政党活動に乗り出したり、凄まじい速度で「霊言本」を刊行し続けたりと、話題に事欠かない団体だ。この2つの東京23区の施設分布を見ると、両団体の取っている方向性が見えてくる。

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港区ギリシャ化計画!?
幸福の科学
■「大川」の表札かかる建物も
設立/1986年 指導者/大川隆法 信者数/1100万人(自称/09年時点) 東京23区内主要施設数/22カ所 主な地域/港区高輪

いつ頃からか東京都内で目につくようになった、驚くほどド派手なギリシャ風の建築物。それが幸福の科学の施設であることは、意外と知らない人もいるようだ。総合本部は品川区に置かれているが、メインとなる建物は、港区・高輪の泉岳寺駅前にそびえる「東京正心館」。そしてこの建物を中心に、「白金門前支部精舎」、大川隆法一家が生活を送っているらしい「大悟館」、「僧坊」等が港区白金地域に密集しており、一種の聖地となりつつある。

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23区にひとつずつ!
創価学会
■この満遍なさこそ“学会”らしさ
設立/1930年 指導者/池田大作 信者数/827万世帯(07年発表)東京23区内施主要設数/37カ所 主な地域/新宿区信濃町

さして宗教に詳しくない人でも、東京都内で生活している人ならよく知っている「創価学会の聖地」といえば信濃町。JR信濃町駅を降りて歩き始めると、そこかしこに巨大な建物が見えてくる。いずれも地方自治体の文化施設程度の大きさを持っており、非会員がそぞろ歩いていると一種の圧迫感すら覚える。信濃町のほか、東京23区それぞれにひとつずつ大きめの「文化会館」や「記念講堂」を設置。また、八王子には創価大学もあるように、多摩地域にも手厚い展開を行っている。

23区に広がる「聖地」「道場」「教会」の多さよ――新宗教「東京本部」ひしめく4大区はここだ!

――創価学会と幸福の科学の詳細を確認する前に、まずは東京都内23区の主な新宗教施設の分布図を見ていきたい。他地方に聖地を持つ団体の「東京本部」や、あるいは東京に本拠地を構える団体がひしめく地域はここだ!

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■地域A・創価学会のほかもありますけれど……
信濃町擁する濃厚[新宿区]ゾーン
【所在する宗教施設】
● 創価学会総本部ほか
● 解脱会本部(東京道場)
● 世界救世教いづのめ教団東日本教区
奈良県天理市同様にもはや地名を変えたほうがよいのではないかと思うほど、創価学会の関連施設が密集する信濃町が、新宿区の代表的な宗教地域といえる。四谷には解脱会本部が自社ビルを構えている。世界救世教いづのめ教団は、「聖地」は箱根・熱海・京都と渋いが、東京では高田馬場という雑多すぎる街に存在。

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