世界的な“むし”の権威が語る!――技術革新で変わる採取と新種の発見
2020年12月21日 11:00
2013年8月29日 11:00
──東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC)がいかにグレーなバックボーンを持つ企業であるかは前項で軽く触れたが、ここではマスコミ報道で表沙汰になった過去の”事件”を通して、そのヤバさをさらに検証してみたい。
『図解 ディズニーの経営戦略早わかり』(中経出版)
ここ10年間で、OLCが最も世間を騒がせた事件といえば、やはり05年5月に発覚した、元暴力団幹部が関与する不動産会社への利益供与疑惑だろう。
読売新聞のスクープを端緒に広く報じられたこの事件は、広域指定暴力団・松葉会の元最高顧問にして、右翼団体の全国組織「全日本愛国者団体会議」の名誉議長でもあった志賀三郎氏の関連企業「中央興発」に、OLCが本社社屋や別館の清掃業務を全面委託。中央興発はそれを大手ビルメンテナンス会社に丸投げして、年間5000万円近い利益を得ていたというものだ。
契約が締結された84年9月以降、およそ20年間にもわたって、巨額の費用が”裏社会”へと流れていたとなれば、やはりブラックのそしりを受けてもしかたない。
とはいえ、そもそもOLCは、浦安沿岸の埋め立てを主な事業とする土地開発会社。広大な土地の利権に群がる面々とも浅からぬ関係にあったことは想像に難くない。
事実、TDLをめぐって繰り広げられた暗闘の歴史を紐解けば、田中幾太郎著の『東京ディズニーリゾート 暗黒の軌跡』(リベラルタイム出版社)などでも触れられている通り、地元の有力政治家や不動産ブローカーに混じって、児玉誉士夫や笹川良一といった昭和の”黒幕”たちまでゾロゾロ出てくるのだから、何をかいわんや。2代目社長・高橋政知氏でさえ、生前「叩けばいくらでもホコリの出る会社だった」と述懐している。つまりTDLは、とても子どもには聞かせられない金の亡者たちの飽くなき利権争いの上に築かれているわけだ。
では、95年の社長就任以来、現在もCEOとして辣腕を振るい続けている加賀見俊夫会長の周辺はどうなのか?
むろん加賀見氏自身は、前出の志賀氏との関係を「面識がある程度」として、その癒着ぶりを言下に否定しているが、OLC創成期から高橋氏の右腕として東奔西走してきた加賀見氏が、裏人脈を含めた高橋氏の遺産を受け継がないとは考えにくい。
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