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町山智浩 の検索結果

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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第124回

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』――報道か経営か? 機密文書をめぐる大手新聞の“選択”

―― 1971年、アメリカは大量の犠牲者を出しながら、ベトナム戦争の泥沼から抜け出せないでいた。そうなることはあらかじめわかっていた。米国防総省(ペンタゴン)はベトナムへの軍事介入について研究し、勝利の見込...

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』――報道か経営か? 機密文書をめぐる大手新聞の“選択”
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第123回

『ザ・シークレットマン』――米政治史上最大のスキャンダル――告発者の正義とは?

―― 『ザ・シークレットマン』の主人公マーク・フェルト(リーアム・ニーソン)は、FBI副長官でありながら、ウォーターゲート事件をマスコミにリーク、ニクソン大統領を辞職に導いた内部告発者だ。

『ザ・シークレットマン』――米政治史上最大のスキャンダル――告発者の正義とは?
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第122回

『スリー・ビルボード』――3枚の立て看板と3人の愛憎が覆う予測不能な結末

―― アメリカの道路沿いには、ドライバーに見せるためのビルボード(立て看板)が立っている。それは商品や店の広告とは限らない。例えば我が家の近所オークランドには、「賞金1000万ドル」「アヤのために正義を!」...

『スリー・ビルボード』――3枚の立て看板と3人の愛憎が覆う予測不能な結末
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第121回

『否定と肯定』――“否認”を切り崩せ!ホロコースト否定論を迎え撃つ法廷劇

―― 「ヒトラーがホロコーストを命じた証拠はあるのか? それが出せれば、この1000ドルをやろうじゃないか!」1994年、ユダヤ近代史家デボラ・リップシュタットが、ジョージア州アトランタのデカルブ大学でホロ...

『否定と肯定』――“否認”を切り崩せ!ホロコースト否定論を迎え撃つ法廷劇
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第120回

『女神の見えざる手』――敏腕ロビイストが“ある奇策”で銃社会に宣戦布告

―― ロビイストという言葉が生まれたのは南北戦争の後、ユリシーズ・S・グラント大統領の時代だと言われている。首都ワシントンのホテルのロビーを行き来する政治家をつかまえて、政策について嘆願する人々だ。

『女神の見えざる手』――敏腕ロビイストが“ある奇策”で銃社会に宣戦布告
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第119回

『バリー・シール』――トム・クルーズが演じる麻薬売人を殺害したのは誰だ?

―― トム・クルーズはいつも白い歯を見せて微笑んでいる。愛想を振りまいているのか。加齢で口角が下がるのに逆らっているのか。状況と無関係にさわやかに笑っている彼がヤバイ薬でもやってるように見えてくる実録映画が...

『バリー・シール』――トム・クルーズが演じる麻薬売人を殺害したのは誰だ?
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第118回

『デトロイト』――50年間変わらない白人警官による黒人射殺事件

―― 『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督の新作『デトロイト』は、今から50年前に起こった「アルジェ・モーテル殺人事件」の真相に迫る強烈な映画だ。

『デトロイト』――50年間変わらない白人警官による黒人射殺事件
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第117回

『この世に私の居場所なんかない』――義憤に燃える介護士が神の戦士になる血みどろコメディ

―― すずさんは『この世界の片隅に』で自分の居場所を見つけられたが、オレゴン州ポートランドの介護士ルース(メラニー・リンスキー)は「この世に私の居場所なんてない」と感じ続けていた。

『この世に私の居場所なんかない』――義憤に燃える介護士が神の戦士になる血みどろコメディ
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第116回

『ザ・ハンドメイズ・テイル』――“侍女の物語”が描く女性虐待は創作か、現実か?

―― 「私たちは眠っていたのだ。連邦議会が襲われて大統領が殺された時も。彼らはそれはテロだと説明し、一時的に憲法を停止したが、私たちは目覚めなかった。すぐには何も変わらなかったから。でも、お湯の温度は少しず...

『ザ・ハンドメイズ・テイル』――“侍女の物語”が描く女性虐待は創作か、現実か?
第2特集
【町山智浩】が語る最も危険なアメリカ映画

トランプ旋風はすべて映画で予言されていた?映画評論家・町山智浩氏が語る最も危険なアメリカ映画たち

―― トランプ大統領誕生後、なにかと注目を集めるアメリカの動向だが、現在これらを予見したとされる映画が話題になっている。こうした作品が映画専門チャンネル「スターチャンネル」で放送されるという。

トランプ旋風はすべて映画で予言されていた?映画評論家・町山智浩氏が語る最も危険なアメリカ映画たち
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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第115回

『ワンダーウーマン』――女性解放のシンボルか、ボンデージ・コミックか?女性闘士の苦悩

―― 『ワンダーウーマン』は6月1日に日本を除く世界で公開され、週末だけで250億円を超える興行収入を記録した。これは女性が監督した映画で史上最大のヒットだ。

『ワンダーウーマン』――女性解放のシンボルか、ボンデージ・コミックか?女性闘士の苦悩
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第114回

『ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密』――創業者はヒーローか? “マクドナルド的”がアメリカを支配する

―― 『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は、マクドナルドのファウンダー(創業者)、レイ・クロックを描く実録映画である。え? マクドナルドの創業者はマクドナルド氏じゃないの?

『ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密』――創業者はヒーローか? “マクドナルド的”がアメリカを支配する
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第113回

『ヒドゥン・フィギュアス』――アメリカ科学史に残る宇宙飛行と人種差別の物語

―― 電子式のコンピュータが開発される前からコンピュータはあった。コンピュータとは「計算する人」、つまり、最初は人間だった。

『ヒドゥン・フィギュアス』――アメリカ科学史に残る宇宙飛行と人種差別の物語
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第112回

『ゲット・アウト』――人種問題もネタに!黒人コメディアンの過激で不条理な笑い

―― ケイ&ピールというお笑いコンビが面白い。テレビ版『ファーゴ』で、どうしようもないバカタレのFBI捜査官を演じた2人組がそうだ。ノッポでギョロ目のスキンヘッドがキーガン・マイケル・ケイ。デブチンでメガネ...

『ゲット・アウト』――人種問題もネタに!黒人コメディアンの過激で不条理な笑い
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第111回

『フェンス』――デンゼル・ワシントンが築いた裏庭の“壁”を人種は超えられるのか?

―― 1957年、ピッツバーグ。54歳になるトロイ・マクソン(デンゼル・ワシントン)は南部生まれのアフリカ系。清掃局員として18年間、ゴミの回収を続けて、小さいながらも自分の家を持つことができた。その裏庭を...

『フェンス』――デンゼル・ワシントンが築いた裏庭の“壁”を人種は超えられるのか?
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第110回

『スノーデン』――オリバー・ストーンが自身を投影したスノーデンと“父殺し”

―― 2013年、NSA(国家安全保障局)の職員だったエドワード・スノーデン(当時29歳)が、アメリカ政府が国民の電話やメールを監視するプログラム「プリズム」の存在を暴露し、ロシアに亡命した。スノーデンは良...

『スノーデン』――オリバー・ストーンが自身を投影したスノーデンと“父殺し”
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第109回

『ハミルトン』――なぜ“建国の父”のミュージカルはトランプを怒らせた?

―― 今回だけ、映画ではなく、ブロードウェイのミュージカルについて書きます。11月18日、ニューヨークはブロードウェイのリチャード・ロジャーズ劇場で上演中の『ハミルトン』の客席に、インディアナ州知事マイク・...

『ハミルトン』――なぜ“建国の父”のミュージカルはトランプを怒らせた?
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第108回

『ヘル・オア・ハイ・ウォーター』――ハリウッドが黙殺する米南部の非情な搾取構造

―― テキサスの銀行を次々に襲うトビーとタナーの兄弟。田舎の小さな銀行だからたいした金はなく、客もロクにいないから目撃者も少ない。町もガランとして道路はスカスカなので、あっさり逃げられる。逃走車は地中に埋め...

『ヘル・オア・ハイ・ウォーター』――ハリウッドが黙殺する米南部の非情な搾取構造
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第107回

『バース・オブ・ア・ネイション』――名作『國民の創生』は生まれ変わったか?奴隷解放映画の憂鬱

―― D・W・グリフィス監督の『國民の創生』(1915年)は、映画史上における最高傑作のひとつである。それまでの劇映画は、セットの中で演技する俳優たちを固定カメラでただ撮るだけの、舞台の記録のようなものだっ...

『バース・オブ・ア・ネイション』――名作『國民の創生』は生まれ変わったか?奴隷解放映画の憂鬱
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第106回

『ハドソン川の奇跡』――容疑者は英雄か?老練のパイロットと映画監督への批判

―― 今から7年前、2009年1月15日15時30分、筆者はニューヨークにいた。『キング・コーン』というドキュメンタリー映画監督の自宅でインタビューを終えて外に出ると、ヘリコプターが次から次へ、東から西に飛...

『ハドソン川の奇跡』――容疑者は英雄か?老練のパイロットと映画監督への批判
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第105回

『ゴーストバスターズ』――“ゴースト”からのヘイトに立ち向かうオバサン4人組

―― 1984年に大ヒットした映画『ゴーストバスターズ』の3作目は30年もの間、浮上しては消える幻の企画だった。そして、人気キャラの権利を持たないソニー=コロムビア映画にとっては悲願でもあった。

『ゴーストバスターズ』――“ゴースト”からのヘイトに立ち向かうオバサン4人組
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第104回

『フリー・ステート・オブ・ジョーンズ』――奴隷解放の影で貧農白人が見たユートピアの夢

―― ミシシッピ州はディープサウス(深南部)で最もディープだ。地理的にも精神的にも。ミシシッピ・デルタはバイユーと呼ばれる小川が入り組んだジャングルになっていて、昼なお暗い。人種差別も根深い。そのミシシッピ...

『フリー・ステート・オブ・ジョーンズ』――奴隷解放の影で貧農白人が見たユートピアの夢
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第103回

『ブルックリン』――NYの下町に響くアイルランド移民の希望と絶望と哀歌

―― アイルランド民謡とパンク・ロックをミックスしたバンド、ザ・ポーグスの1987年のヒット曲「フェアリーテール・オブ・ニューヨーク」は、あらゆるクリスマス・ソングのなかでも最も切ない歌だ。

『ブルックリン』――NYの下町に響くアイルランド移民の希望と絶望と哀歌
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第102回

『ズートピア』――ディズニー・アニメに隠されたアメリカの多民族社会

―― ディズニーの新作アニメ『ズートピア』は、人間以外のあらゆる動物が集まってくる大都市ズートピアが舞台。でも、これはおとぎ話じゃない。移民国家アメリカの現状をリアルに反映した映画なのだ。

『ズートピア』――ディズニー・アニメに隠されたアメリカの多民族社会
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第101回

『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』――ハリウッドの黒歴史「赤狩り」に耐えた脚本家の執念

―― 1950年代、黄金時代のハリウッドを描いた2本の新作映画がある。ひとつは『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』。『ローマの休日』(53年)や『スパルタカス』(60年)の脚本で知られるダルトン・トラン...

『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』――ハリウッドの黒歴史「赤狩り」に耐えた脚本家の執念
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第100回

『レヴェナント 蘇えりし者』――オスカーを望んだディカプリオの執念と名作へのオマージュ

―― 19歳で『ギルバート・グレイプ』の知能遅滞少年の役で助演賞にノミネートされてから苦節21年、レオナルド・ディカプリオがついに念願のアカデミー主演男優賞を獲得した。その映画『レヴェナント 蘇えりし者』で...

『レヴェナント 蘇えりし者』――オスカーを望んだディカプリオの執念と名作へのオマージュ
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第99回

『マネー・ショート』――コメディタッチで描く金融業界とウォール街の狂気

―― マネー・ショート 華麗なる大逆転』は2008年にアメリカで起こった金融危機で、逆に100億円以上の利益を得た男たちを描いた、ノンフィクション『世紀の空売り』の映画化。「ショート」は「空売り」つまり、相...

『マネー・ショート』――コメディタッチで描く金融業界とウォール街の狂気
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第98回

『ブリッジ・オブ・スパイ』スパイか愛国者か…国境に架かる橋は誰のためにある?

―― 『ブリッジ・オブ・スパイ』とは、ベルリンの西にあるハーフェル川に架かったグリーニッケ橋のこと。ドイツが東西に分断されていた時代には、東側と西側のスパイ交換に使われたので『パーマーの危機脱出』(66年)...

『ブリッジ・オブ・スパイ』スパイか愛国者か…国境に架かる橋は誰のためにある?
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第97回

『スポットライト』――地元紙が暴いたカトリック司教の性的虐待と“罪と罰”

―― 「このコラムを読んだかい?」2001年7月、ボストンの地元紙グローブの編集長に赴任したマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)は新しい部下たちに尋ねた。

『スポットライト』――地元紙が暴いたカトリック司教の性的虐待と“罪と罰”
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第96回

『完全なるチェックメイト』――天才か狂人か?冷戦に翻弄されたチェスプレイヤー

―― 1949年、6歳のボビー・フィッシャーは孤独だった。母は姉とボビーを看護師として女手一つで育てたが、仕事と左翼運動で忙しくて、子どもにかまわなかった。姉と2人で家にいる間、お菓子屋で買ってもらった子ど...

『完全なるチェックメイト』――天才か狂人か?冷戦に翻弄されたチェスプレイヤー
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第95回

『ストレイト・アウタ・コンプトン』――N.W.A.の名作!27年目にして伝えられた“悲劇”

―― 映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』のポスターは、輸入版CDを買う人ならおなじみのParental Advisory(保護者への勧告)というステッカーのパロディになっている。このステッカーは、アメリ...

『ストレイト・アウタ・コンプトン』――N.W.A.の名作!27年目にして伝えられた“悲劇”
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第94回

『リトル・ボーイ』――原子爆弾投下は“神の福音”か“大量虐殺”か?

―― 広島に原爆が投下されて70年目、アメリカでもそれを題材にした映画が公開された。タイトルを『リトル・ボーイ』という。

『リトル・ボーイ』――原子爆弾投下は“神の福音”か“大量虐殺”か?
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第93回

『WHITEY』――ボストン暗黒街の“ドン”が最後に行き着いた場所

―― ボストンはハーヴァード大学やMITなど学問の街として知られ、ヨーロッパのような落ち着いた風情がある。しかし、その周辺、サウスボストンやチャールズタウン、ドーチェスターなどの港湾部は違う。

『WHITEY』――ボストン暗黒街の“ドン”が最後に行き着いた場所
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第92回

『懲罰大陸★USA』――思想犯を拷問!?古典名作の「偽」ドキュメンタリー

―― 全体主義の国家で、子どもたちが殺し合いゲームを強要される……。2008年にアメリカでスーザン・コリンズの『ハンガー・ゲーム』がベストセラーになって以来、ヴェロニカ・ロス『ダイバージェント異端者』、ジェ...

『懲罰大陸★USA』――思想犯を拷問!?古典名作の「偽」ドキュメンタリー
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第91回

『トゥモローランド』――希望か絶望か? ディズニーが描く夢の世界の真実

―― 1962年生まれの筆者が幼い頃、未来はバラ色だった。『鉄腕アトム』や『宇宙家族ジェットソン』や真鍋博のイラスト、映画『2001年宇宙の旅』に描かれた21世紀は、月に旅客ロケットが飛び、都市ではつるつる...

『トゥモローランド』――希望か絶望か? ディズニーが描く夢の世界の真実
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第90回

黒人女性監督が描いたもう1人のキング牧師の姿

―― 『猿の惑星・創世記』のクライマックス、人間たちの虐待に耐えかねた猿たちが蜂起して、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを渡ろうとする。そこに騎馬警官が突入し、馬上から警棒で猿たちを殴打する。なぜ...

黒人女性監督が描いたもう1人のキング牧師の姿
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第89回

アメリカ政府の大罪を暴いたもう1人の功労者

―― 2013年、NSA(米国国家安全保障局)の外注スタッフだったエドワード・スノーデンが、アメリカ政府が国民の電話やネット活動を監視している事実を暴露し、国際的な大事件となった。それを報道した英国人ジャー...

アメリカ政府の大罪を暴いたもう1人の功労者
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第88回

ヘロイン中毒者"贖罪"の旅と米国版お遍路

―― パシフィック・クレスト・トレイルは、メキシコからカナダまで南北に連なるシエラ・ネヴァダ山脈の尾根を走る自然歩道。最高地点のフォレスター峠は標高4000メートルを超える。踏破に挑戦する人々は多いが、成功...

ヘロイン中毒者
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第87回

イラク戦争の帰還兵が怯える見えざる敵

―― イラク戦争で160人以上を射殺したアメリカ軍の狙撃兵クリス・カイルの自伝の映画化『アメリカン・スナイパー』は、1月16日に全米公開され、2億ドルを超える大ヒットになっている。しかし、同時に大論争を生ん...

イラク戦争の帰還兵が怯える見えざる敵
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第86回

アートをめぐるアメリカ版 佐村河内事件

―― 顔の面積の半分くらいを埋める巨大な目を持つ、まるで日本の少女マンガやアニメを先取りしたような絵が、今から55年前のアメリカで大人気になった。

アートをめぐるアメリカ版 佐村河内事件
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第85回

特ダネを求めてエスカレートする夜の徘徊者

―― 映画『ナイトクローラー』のルー(ジェイク・ギレンホール)は無職の男。今日も職を得られないまま、真夜中のロサンゼルスをうろついていると、交通事故に出くわした。大破した車からレスキュー隊が運転手を助け出そ...

特ダネを求めてエスカレートする夜の徘徊者
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第84回

名門大学で起こる人種差別論争を笑い飛ばせ

―― 「親愛なる白人生徒たちへ」サマンサ・ホワイト(テッサ・トンプソン)は大学の学生ラジオで呼びかける。「黒人の友だちが1人いるくらいで『私は人種差別主義者じゃない』なんて言わないで。今は2人以上いないとね...

名門大学で起こる人種差別論争を笑い飛ばせ
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第83回

アメリカの日常に侵入してきた戦争の暴力とは?

――  ピーターソン一家はアメリカの田舎町に住む、平凡で愛国的な家族だ。彼らの長男は軍に志願し、アフガニスタンで戦死した。

アメリカの日常に侵入してきた戦争の暴力とは?
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第82回

夭逝したネットの申し子に下されたアメリカ司法の鉄槌

――  アーロン・シュウォーツは1986年にシカゴで生まれ、3歳でスラスラ字を読むようになり、アップル・コンピュータをいじり始めた。彼は天才だったのだ。  映画『インターネットの申し子THE INTERNE...

夭逝したネットの申し子に下されたアメリカ司法の鉄槌
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第81回

イスラエルの罪を描いた監督によるハリウッドへの風刺

―― 「ロビン、君は23歳の時、『プリンセス・ブライド』(87年)のヒロインで華々しくハリウッドに登場した。『フォレスト・ガンプ』(94年)のヒロインを演じた時はアカデミー賞にもノミネートされた」映画『ザ・...

イスラエルの罪を描いた監督によるハリウッドへの風刺
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第80回

スポーツ・エージェントらが夢見るインド発アメリカン・ドリーム

―― 『ミリオン・ダラー・アーム』は、時速145キロのボールを3回続けてストライクゾーンに投げ込んだ人に賞金100万ドル(約1億円)というコンテストをインドで行ったJB・バーンステインというスポーツ・エージ...

スポーツ・エージェントらが夢見るインド発アメリカン・ドリーム
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第79回

超人Xメンが見た現代アメリカのマイノリティ問題

―― 「スパイダーマンはユダヤ系だと思う」『アメージング・スパイダーマン』シリーズの主演俳優アンドリュー・ガーフィールドは、タイムアウト誌のインタビューでそう言った。「だって彼はノイローゼ気味だから。ユダヤ...

超人Xメンが見た現代アメリカのマイノリティ問題
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第78回

アメリカに失望する“キャップ”が見た超大国の歪な理論

――  ヴェトナム戦争末期の1971年1月31日、デトロイトに100人のヴェトナム帰還兵が集まった。彼らはVVAW(戦争に反対するヴェトナム帰還兵の会)。68年3月、ヴェトナムの農村ソンミ村で、アメリカ陸軍...

アメリカに失望する“キャップ”が見た超大国の歪な理論
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第77回

修道院が人身売買!? 保守的価値観が引き裂いた母子の絆

――  イギリス映画『あなたを抱きしめる日まで』は、50年間に及ぶ、アイルランドとアメリカの間で引き裂かれた母子の実話の映画化。原作者のマーティン・シックススミスは元BBCの記者で、1997年から労働党のブ...

修道院が人身売買!? 保守的価値観が引き裂いた母子の絆
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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第76回

FBIが詐欺師と組んで汚職政治家らを逮捕!“司法の暴走”が喜劇に

―― 「ハッスル」という言葉は日本では「がんばる」の意味で使われているが、「無理やりに何かをする」というニュアンスもあって、そこから「売春や詐欺、博打などで儲ける」というスラングにもなった。『アメリカン・ハ...

FBIが詐欺師と組んで汚職政治家らを逮捕!“司法の暴走”が喜劇に
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2024年5月号

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