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写真時評 の検索結果

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写真時評~モンタージュ 現在×過去~

今も生き続ける肖像写真

―― 東日本大震災発生から1カ月ほどが経過した4月の終わり頃、友人を訪ねて津波に襲われたある被災地を訪れた。一面の瓦礫の中で印象的だったのは、多くの写真やアルバムが「救出」されていたことだった。

今も生き続ける肖像写真
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写真時評~モンタージュ 現在×過去~

野生動物の死をめぐるドラマ

―― 写真家・宮崎学の作品に「死」というシリーズがある。山中で朽ちていく野生動物の死骸を、赤外線感知装置付きのロボットカメラで定点観測したものだ。一定時間ごとに自動撮影されるだけでなく、死骸に向けて照射され...

野生動物の死をめぐるドラマ
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「基地の街」の光と影

―― 写真家の北島敬三はベトナム戦争終結直後の沖縄に通い、コザ(現沖縄市)を撮影している。かつて米軍公認のAサインバーが数多く立ち並んだコザは、米兵相手の歓楽街として栄えた「基地の街」だ。

「基地の街」の光と影
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宮崎学が撮る新世代の野生動物

―― 毎年秋になると冬眠を控えたクマが民家の近くに出没し、人間が襲われたというニュースをよく耳にする。宮崎学は野生動物が通りそうな場所に無人の赤外線ロボットカメラを設置し、その生態を観察してきた写真家だ。

宮崎学が撮る新世代の野生動物
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松江泰治が撮った複数のアルプス

―― 松江泰治の作品に「ALPS」というカラーの連作がある。1996年にモノクロで撮影したアルプスの山肌を、2011年にまったく同じ構図で再撮影したものだ。細部まで写し込まれた精緻な写真は、15年という歳月...

松江泰治が撮った複数のアルプス
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「黒船」と富士山とプロパガンダ

―― 1945年9月2日、日本の降伏文書調印式が東京湾の戦艦ミズーリ上で行われた。式中ミズーリの甲板が二枚の星条旗で飾られたというのはよく知られたエピソードだろう。一枚は1853年に来航したペリー艦隊のサス...

「黒船」と富士山とプロパガンダ
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東京五輪の青写真

―― 8年後の五輪を東京に招致する構想があるが、戦前の東京で五輪が予定されていたことはあまり知られていないだろう。神武天皇即位から2600年目に当たるとされた1940年(紀元2600年)の奉祝事業として東京...

東京五輪の青写真
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カメラばあちゃんと国策のダム

―― 「節電の夏」がまた始まる。1年以上の対策期間を無為に過ごし、関西電力は大飯原発の再稼働にこぎつけた。福島第一原発事故にともない自然エネルギーの見直しがなされているようだが、巨大ダムによる水力発電などは...

カメラばあちゃんと国策のダム
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再開発でよみがえる沖縄戦の遺骨

――  沖縄那覇に新都心と呼ばれる場所がある。1953年に強制接収され、87年に全面返還された米軍施設の跡地を造成した再開発地区だが、67年前には日米両軍間で激しい攻防戦が繰り広げられた場所でもある。

再開発でよみがえる沖縄戦の遺骨
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沖縄「復帰」後の40年が問う忘却と本質

―― 2012年5月15日、沖縄の日本への「復帰」から40年目を迎える。が、国土面積の約0・6パーセントにすぎない沖縄に在日米軍基地が集中する状況に変わりはない。ベトナム戦争の前線基地となっていた40年前の...

沖縄「復帰」後の40年が問う忘却と本質
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鬼才・荒木経惟が撮る現在進行形の3・11

―― 写真はあらゆるものを撮った先から過去にしていくから、厳密に言えば現在や未来を写すというのは不可能なメディウムだ。しかし一枚の写真に別の写真や言葉をモンタージュすることで浮かび上がってくる現在というのも...

鬼才・荒木経惟が撮る現在進行形の3・11
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