連載
磯部涼の「川崎」【第十二回】
【磯部涼/川崎】競輪狂いが叫ぶドヤ街の歌
―― そこは、ネズミ色の世界だった。川崎駅の東口を出て、通称・市役所通りを1キロほど行くと川崎競輪場にたどり着く。エントランスは平日の昼間だというのにごった返している上、誰もが一様にくすんだ服を着ており、見...
2016.12.27
―― そこは、ネズミ色の世界だった。川崎駅の東口を出て、通称・市役所通りを1キロほど行くと川崎競輪場にたどり着く。エントランスは平日の昼間だというのにごった返している上、誰もが一様にくすんだ服を着ており、見...
―― ──「音楽で食う」というのは、ボロ儲けすることではない。博徒に見えようが、表現活...