「『ヤッターマン』の撮影が行われたのは、昨年春頃のこと。これは、福田が主演した映画『櫻の園ーさくらのそのー』の撮影期間にも当たっていたんです。同作は、福田の所属プロ・オスカーが初めて映画に出資して製作委員会に入った作品。ゆえにオスカー側は、福田も同作の撮影を最優先させたんです」(芸能プロマネージャー)
結果『ヤッターマン』の現場は大混乱。遅刻やドタキャンを繰り返す福田に、周囲は大いに迷惑を被ったという。
では、それがどうして前述の「福田の不在」につながるのか?前出の芸能プロ関係者が続ける。
「福田のスケジュールの混乱ぶりに業を煮やしたジャニーズ側が、オスカー側に『いい加減にしろ』と申し入れたんです。それで、2社の幹部同士の会合が持たれ、なんとか手打ちとなった。代わりに、当時の福田のマネージャーがトバされましたけどね」
こうして、なんとか2作品の撮影は終了、あとは公開を待つばかりとなった。まずは11月に『櫻の園』が公開。オスカーが威信を懸けた作品だったが、結果は、興行収入が1億円にも届かないという歴史的惨敗であった。そして年が明け、『ヤッターマン』のプロモーション期間に突入する──。
「別に、サイゾーさんが勘繰っているように、怒りが収まらないジャニーズ側が、福田を露出させないようメディアに圧力をかけた、なんてことはありませんよ(笑)。ただ、プローモション期間は、福田のNHKでの新ドラマの撮影が重なった時期でもあったことから、『福田のスケジュールにほかの出演者が合わせる必要は特にない』と、彼女を村八分にしたのだとか。要はジャニーズやホリプロは、それくらい福田のスケジュールの混乱に怒り心頭だったということでしょう」(同)
こうして見てみると、福田は所属プロの"大人の事情"に振り回されただけのようにも見える。実際今回の取材では、福田を擁護する声も大きかった。
「『ヤッターマン』の仕事が決まった福田は、当初とても張り切っていたと聞きます。ところが事務所は『櫻の園』を最優先させ、公開前にはびっしりのスケジュールでプロモーションに駆り出した。乗り気でなかった作品のプロモーションでヘトヘト。不機嫌にもなりますよね」(映画関係者)
さらに、こんな声も。
「確かに、お世辞にも彼女の性格は良いとは言えません(笑)。でも、彼女はまだ18歳。決して才能がない子ではない。"大人の事情"を押し付けるのではなく、"大人の配慮"で彼女をうまく導くことこそが、事務所の役割だと思うんですが......」(雑誌編集者)
本誌昨年11月号表紙に登場してもらった際にも、確かにきらめく才能を感じました。沙紀ちゃん、先の長い芸能界、これからもがんばって!!
(編集部)