やはり、日本にいるとテレビに映る広末の姿が、いやが応でも目に入ってしまうため、海を渡った土地で離婚の傷を癒やしているといったところなのだろうか。しかし、実話誌記者は「"日本に帰りたくない理由"はそれだけではない」と声をひそめる。
「岡沢が10代の頃、新宿ジャックスという不良グループに入っていたのは有名な話です。その当時から"相棒"として慕っていた金村剛弘という男が、新宿で撲殺されました。岡沢と広末が離婚した直後に起きた事件だけに、『なんらかの因果関係があるのでは?』と一部週刊誌でも報道されましたが、結局、真相は不明。いまだ犯人も捕まっていない状況です」
事件当時、怨恨説との見方が強かったが、この事件の裏には、「ドラッグが絡んでいたらしい」という話が今になって飛び出している。実話誌記者が続ける。
「というのも、金村や岡沢がつるんでいた連中には、ヤクザになった人間も多いんです。その中の某広域暴力団の二次団体に所属していたひとりが、昔からの付き合いもあって、"商売道具"のドラッグを金村に横流ししていた。そのことが同団体幹部にバレてしまい、横流ししていた人物は破門され、金村もそのケジメを取らされた格好となったわけです」
岡沢がこの一件に関与していたかどうかは不明ではあるが、金村を"相棒"と呼ぶ仲だったことを踏まえると、なんらかの関係があったしても不思議ではない。また、かねてから岡沢には交友関係をめぐる黒い噂が流れていたことも確かである。このことから、「自分も狙われているのでは?」と岡沢が危惧し、台湾でのセレクトショップ事業を理由に"海外逃亡"したという説もうなずけるのではないだろうか?
奇行、でき婚、離婚を乗り越えて、女優として再出発した広末。前夫の存在が新たなトラブルを生み出さぬよう、勝手ながら祈るばかりである。
(伊藤裕二)