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滝川クリステルを囲うフォニックスの目論みと打算

2008年12月18日 20:00

 女子アナ業界に大きな地殻変動が起きている。

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経営が傾きかけているフジテレビの胸中は......?

 今年10月30日、小林麻央らが所属する大手キャスター事務所のセント・フォース、滝川クリステルが所属していた共同テレビ、そしてフジテレビが提携し、新たなキャスター&アナウンサーのマネジメント会社・フォニックスを設立したのだ。

 持ち株比率は共テレが51%、セントが40%、フジが9%。社長には共テレ取締役の細川邦夫氏が就き、セント・フォースの久保地美晴氏、フジ編成制作局長の鈴木克明氏が取締役に収まっている。この強力な布陣を見てもわかる通り、今後のキャスター業界がフォニックスを中心に回っていくことは間違いない。それにしても、なぜ今、新会社設立だったのか?

「端緒となったのは、今年の夏に勃発した滝川の退社騒動。女子アナを代表するほどの人気と知名度がありながら、フジ子会社の所属というのが、かねてから本人は不満だったみたいですね。晴れてフリーになれば、『ニュースJAPAN』以外の番組やCMにも出演できるようになるし、当然、1000万円前後といわれる現在の年収も格段にハネ上がることは間違いありません」(フジ局員)


 しかし、一方の共テレにとって、滝川は視聴率を稼げる貴重な人材。他局への流出は絶対避けたいところだった。その折衷案として持ち上がったのが、今回のフォニックス設立というワケだ。しかし、なぜ競合する共同テレビとセント・フォースが手を手を組んだのだろうか?

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