【欧州各地でテロ続発!】ピストルズが歌ったIRAから考える――世界はいま本当に「テロの時代」か?
―― 2017年5月にイギリス・マンチェスターのイベント会場で23人が死亡した自爆テロや、同年6月にロンドン橋で車が通行人をはねて8人が死亡した事件など、欧州で“多発”しているテロ事件。それらの多くはISも...
―― 2017年5月にイギリス・マンチェスターのイベント会場で23人が死亡した自爆テロや、同年6月にロンドン橋で車が通行人をはねて8人が死亡した事件など、欧州で“多発”しているテロ事件。それらの多くはISも...
―― ナチスドイツの政策にも影響を与えた“優生学”。学術史上最大のタブーとされる学問であるが、その成り立ちはいかなるものだったのだろうか? 進化論や遺伝学などの論点から紐解いてみたい。
―― 優生学的な政策は戦後においてもさまざまな国で取り組まれていた。それは福祉国家として知られるスウェーデンも例外ではなく、1997年には、同国において優生学をベースとする不妊手術が30~70年代にかけて大...
―― 暴力団が跋扈し、金塊が強奪され、豪雨に襲われ、絶海の孤島が世界遺産となる――。そんな“アジアに開かれた”都市福岡・博多は、どのように始まり、どこに向かっているのか? 近代以降の“ライバル都市”である...
―― 昨年、福岡市で約7・5億円もの金塊が盗まれる事件が起きたが、最近、九州では金塊の密輸事件も目立つ。また、東シナ海の洋上では覚せい剤の取引が行われてきたようで、北九州市の住宅街からはロケットランチャーが...
―― 公新書から出された『応仁の乱』がバカみたいに売れている。日本史関連の書籍としては異例のことだというが、知られざる史実をつまびらかにしたような本当に面白い書籍は、ほかにもあるのではないか――。そんなヤバ...
―― まず、性について“知られざる”本を紹介する上で欠かせないのは、アメリカの医学書を浜松藩の藩医であった千葉繁が翻訳した『造化機論』【1】でしょう。同書は、性についての医学書という意味では日本の草分け的な...
―― 2013年5月13日付の「読売新聞」にて、安土桃山時代に日本人奴隷3人がメキシコに渡っていたことを示す史料が発見されたと、いささかセンセーショナルに報じられました。日本人と“奴隷”というワードは一般的...
―― 「歴女」といわれる歴史好きの女性ファンが増えるなど、いま、歴史がブームとなっています。戦国時代と幕末がもっとも人気があるとはよくいわれることですが、なかでも一番人気は、やはり織田信長ですね。そこで私が...
―― 日本の戦中戦後史というと、軍部=悪、庶民=善というふうに単純化されがちですが、それだと当時を生きていた人間の厚みは見えてこない。もっと重層的なものの見方が必要だと思うんです。そこでまず紹介するのは『...
―― 家の本棚に、まさに今回の企画にピッタリじゃないかという本がありましたよ。『天才と異才の日本科学史』という本なんですけど、これは面白いです。もともとは『ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説』(テレ...
―― 我が国のアカデミズムにおける受容が徐々に開始され、彼の国の世界的美術館で展覧会が成功裏に終わろうとも、この国の美術館は門戸を開かなかった。それはなぜなのか?
―― 近代化が一段落ついたとき、日本人はやっと浮世絵の芸術性に気がついた。しかし、春画はなおそこからも排除され続けた。春画が学問の場に浮上するには、平成の世を待たねばならなかったのである。
―― 明治維新の混乱期を切り抜けた日本は、1894(明治27)年の対清戦争、1904(明治37)年の対露戦争へと突入する。そのとき兵士の懐中には春画があったともいわれているのだ。
―― 西洋的な「風俗取り締まり」を企図する明治新政府は、矢継ぎ早に法令を発布していく。その流れのなかで春画も取り締まりの対象となり、商品としての魅力を急速に失っていった。
―― 時代は幕末。ビジネス規模の巨大さを背景に隆盛を誇った春画も、時代の混乱期を迎え、衰退の一途をたどる。明治を迎える前に、すでに春画は“廃れ”つつあった。
―― 「江戸時代の日本の豊かな性愛文化」の象徴――。そのような文脈で語られ、大きなブームを巻き起こしている春画。しかし明治以降の歴史を眺めてみれば、むしろ愚劣低俗なものとされ弾圧されてきたというほうが正しい...
―― 沼地だったド田舎の江戸を家康が開拓した――とはよく知られたストーリーだが、その裏には、家康のある“覚悟”があった!?戦国末期と江戸末期、なぜ“江戸”という土地が選ばれたのか?
―― ――本文中には多くの歴史小説家が登場したが、その中で、緻密な取材で大胆な人物像を描く、文豪・司馬遼太郎。一方で、司馬史観などに対する批判もある彼の真の功罪とは?
―― ――近代歴史を扱った小説において、天皇そのものを取り扱ったものは、右翼から襲撃を受けるなど、根強いタブーとなっている。幕末から明治維新を取り扱った歴史小説の中で、断片的に天皇がどう取り扱われているか、...
―― 歴史料を丹念に読み込んでいくイメージの強い歴史学の世界にも、おカタい学界のルールをぶち破り、それまでの定説を打ち破って書かれたタブー破りの歴史書があった!
―― 批判も多かった12 年『平清盛』の歴史考証を担当した東大教授の歴史学者・本郷和人氏に、「歴史考証家の役割とはなんなのか」について話を聞いた。彼が感じた、NHKスタッフの仕事ぶりとは?
―― アダムとエヴァの物語によって本来タブー視されているはずの、キリスト教における裸、性。それがなにゆえ、西欧美術においてどんどん制作されていくのか? そこには、人間の壮大な”言い訳”の歴史があった……!...
―― 「美術」という視覚造形の観点から「宗教と性」についてまとめよ、というお題をいただいたわけだが、欧米において美術という分野と関連の深い宗教といえば、何をおいてもまずはキリスト教であろう。
―― アメリカでも何かしらナショナリスティックな内容のマンガは描かれてきたのか? スーパーヒーローのコミックを中心に、同国におけるマンガと愛国のかかわりを追いたい。
―― 日本のマンガは、戦後に萌芽した文化ではない。それは、戦時中も描かれていたのだ。では、厳しい規制があったと想像されるあの時代の表現は、やはり国粋主義的なものだったのだろうか?
―― ──昨今の歴史学説の変化は、大学入試にどのような影響を与えているのか?最新のセン...
―― ──本文中でも述べた「歴史の改革者」たちのうち、オススメ研究者を勝手に推薦。この...
―― ──司馬遼ブーム、吉原ブームに歴女歴ゲー。オンナ子どもからオッサンまで、日本人は...
―― ■戦前~70年代中期 陰鬱さの中にある絶望と希望の交錯 マンガ家が登場する作品を...