映画監督としてある意味“持っている”【品川ヒロシ】が夜通し語る映画愛
―― 壇上に上がるなり「いやぁ『めちゃイケ』終わりましたねぇ」と品川は言った。この日は、22年間続いた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の最終回が放送された日だった。スタートは24時30分で、この会...
―― 壇上に上がるなり「いやぁ『めちゃイケ』終わりましたねぇ」と品川は言った。この日は、22年間続いた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の最終回が放送された日だった。スタートは24時30分で、この会...
―― これまでたくさんのトークイベントに参加してきたが、日曜日の朝10時スタートは初めてだ。健康的すぎる日時設定である。それもそのはず、今回行ってきたのは「運動がもっと楽しくなる姿勢のお話」というイベント。...
―― 同じ日に、同じ出版社から、同じ値段で、同業者の書籍が発売される。これはただの偶然だろうか? 水道橋博士はこう言った。 「この本は双子です」。
―― 2020年の東京五輪が迫りつつある中、阿佐ヶ谷の片隅で「東京ヤリマン五輪」が開催されたのをご存じの方は少なかろう。「東京ヤリマン五輪」と、いきなり言われても、それが何であるかをすぐに認識するのは難しい...
―― 大の巨人ファンで知られる爆笑問題・田中裕二。そんな彼が自宅で開催していた会合があった。野球好きの若手芸人、野球マニアの業界人や一般人などが、プロ野球シーズン前に田中さんの家に集まり、リーグ順位やタイト...
―― ヒップホップにおけるトークを考えるのは厄介だ。言うまでもなく、ラップという存在自体が「口語に近い抑揚をつけて発声する唱法」だからだ。つまり、ラップそのものがトークであるとも言える。筆者はヒップホップの...
―― モーニング娘。(※以下、モー娘。)というグループがあった。無論現在も活動中だが、初期のモー娘。とは姿も形もまるで違ってしまっており、初期を知る者としては「あった」と、つい過去形にしてしまいたくなる。そ...
―― ジャズ・ミュージシャンでありながら、饒舌文体を紡ぎ出す菊地成孔。もしかしたら映画批評家として、彼を知った人も多いのではないだろうか。最近ではウェブサイト「リアルサウンド映画部」の連載にて、昨年の話題作...
―― その人が特異すぎて、“その人”自体がジャンルになってしまうことが、ある。私の中では田原総一朗がその人だ。ひとまずは彼をジャーナリストや司会者として分類することはできるが、それだけではあまりにも幅が狭い...
―― 会場にこんな張り紙があった。「『名倉の舌』にご来場頂きまして、誠にありがとうございます。本公演はテレビでは話せないような内容が飛び出すことがございます。今後のライブで話せる内容が限られてしまいますので...
―― かつて、ある都立高校に米村傳治郎という理科教師がいた。彼は、生徒たちに科学の楽しさを伝えるため、実験をメインにした授業を行っていたが、「くだらない実験よりも成績を上げろ」と保護者からクレームを受け、憤...
―― 綾小路きみまろが観客を1分間で何回笑わせているか、数えてみた。結果、1分間に12回の笑いが生まれていた。1分間に12回人を笑わせることができるのはプロだけだ。1分に12回とは、つまり5秒に1回笑わせて...
―― ニーチェのトークショーが今から聞けるんすけど、いかがっすか? と声をかけられたら、誰だって怪しむ。かの哲学者フリードリヒ・ニーチェは1900年、55歳で亡くなっているからトークショーなど2017年に開...
―― 女囚。文字通り、女の囚人。普段はあまり耳にしないこの言葉が今回のトークイベントでは連発されていた。女子刑務所に服役していた元受刑者の女囚たちが語る裏社会の実態も気になるところだが、当連載的にはその語り...
―― 風水、と聞いて怪しがるかどうかは個人差があるが、ただ単に非科学的だ、と決めつけるのも野暮な気がするし、かといって信じすぎるにはエセ宗教っぽい、といったところが風水に対する肌感覚ではなかろうか? 要する...
―― 年を忘れる、と書いて「忘年会」。実際に人は忘年会でどんなトークをしているのか? あえて注意しなければ、意外と何を喋っているか覚えていないものだ。まずは辞書的な意味をおさらいしておくと、忘年会とは「年末...
―― 貸し出すのは本ではなく、人間。そんな図書館があるのをご存じだろうか? その名はヒューマンライブラリー。もともとは2000年にデンマークの野外フェスで始まり、現在では世界70カ国以上で開催されるイベント...
―― 古舘伊知郎は、おしゃべり惑星のマグマだ。
―― 国民的詩人、と断言してもいい詩人がいるとしたら谷川俊太郎さんだろう(ご本人は“詩人”と呼ばれることを嫌がるだろうけど)。21歳で処女出版した『二十億光年の孤独』は今でも繰り返し読まれる名著だし、学校の...
―― 盲目の女性が死霊を現世に呼び寄せる「口寄せ」。一度体験したいと思っていたので、取材も兼ねて青森県へ行ってきた。本連載的には「死者とのトーク」となる。イタコの口寄せは下北半島の恐山で行われているイメージ...
―― トークギグ。しつこいようだが、もう一度確認しよう。「ギグ」である。この「ギグ」とは、元々はジャズマンの間で使われていたスラングで、演奏する場所ごとの契約を指した言葉だったそうだ。小さなライブハウスなど...
―― YouTuberのトークに未来はあるのか?毎月、生のトーク現場をレポートしているが今回はちょっと趣向を変え、「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーのもと、YouTubeに動画をアップして生活...
―― 純文学作家による記者会見はいつだって面白く、お祭り率もハンパなく高い。なぜなら純文作家は、記者会見に対する固定観念をあっさりと壊してくるからだ。例えば先月、三島賞を受賞した蓮實重彦さんは受賞会見で「心...
―― 畳が一面に敷かれた会場は、異様な雰囲気で包まれていた。靴を脱いで畳に上がることによるアットホーム感と、これから始まるトークへの緊張感が混じりあい、武術家・甲野善紀さんと俳優・佐野史郎さんが登壇すると、...
―― ホラッチョ川上、ココに呼んでほしいですよね! という掴みセリフから始まったのが、広島大学生物生産学部教授であり、辺境生物学者・長沼毅さんのトークイベントだった。今回の舞台である新宿ロフトプラスワンは文...
―― 1995年3月20日、地下鉄サリン事件が起きた。犯人グループであるオウム真理教の中で、麻原彰晃に次いで最も名を残したのは上祐史浩であろう。国土利用計画法違反事件で懲役3年の実刑判決を受けて出所した後、...
―― 赤塚不二夫生誕80年企画として、最高にくだらない講座が開催された。『天才バカボン』に登場する、あの「バカ田大学」が東京大学で開講されるのだ。講師陣は、みうらじゅんをはじめ、宮沢章夫、茂木健一郎、養老孟...
―― NHK山形放送局のローカル番組内で、気象予報士の岡田みはるさんが天気予報中に泣きだしたことが話題になった昨年末。「トーク中に泣く」。これだけでも相当なインパクトだが、その後の予報中もずっと嗚咽が続いた...
―― 第66回紅白歌合戦の総合司会を黒柳徹子(82歳!)が務めることになった。そんな彼女の代表する、いや、日本を代表するテレビ番組『徹子の部屋』(テレビ朝日)が今年5月に放送1万回を超え、同一司会者によるテ...
―― 女芸人の皆さまは新陳代謝が激しい。もちろん、彼女たちのお肌のことではなく、その活躍の場である。一時期はもてはやされてブームとなるが、気がつくと表舞台から姿を消した女芸人は数え切れない。不細工をウリにし...
―― こんな大会があるなんて、知らなかった。その名も「全国・講師オーディション」。プロ・アマ問わず「100年後に残したい話、100年後に伝えたい講師」をテーマに全国で予選が開催され、講師のグランプリを目指す...
―― 生き生きとした人間を育てる親や指導者になるための3つの秘密を教えます!」と言われたら、誰だって身構える。どうしたってインチキな自己啓発に聞こえてしまう。だがその講演者が、今年公開されてヒットとなった映...
―― いつから稲川淳二は怪談を語りだしたのだろうか。1987年には怪談を収録したカセットテープを発売しており、およそ30年にわたって心霊現象についてトークしていることになる。やっていることは、しゃべりの一本...
―― 世界最大の旅行アフィリエイトセミナー、と聞いて何をイメージするだろうか。その後にはこう続く。「ネットを使い、安く旅行に行ける方法を教えるだけでお金が稼げる!」と。今回は、人を引きつけるトークが聞けるで...
―― 永野というピン芸人がいる。現在、どれほど注目を浴びている芸人さんなのかを示すエピソードをまずご紹介したい。
―― 去年の10月「古舘伊知郎トーキングブルース2014」に構成で参加させてもらって以来、“トーク”に敏感な体質になってしまった。