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コラム の検索結果

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小田嶋隆の「東京23話」【15】

【小田嶋隆】中央区――酒に溺れた男の繋いだ縁と、二十年越しの再会

―― 築地本願寺にほど近いビルの8階に、レコーディングスタジオがある。まだがん研究センターの病院が古い建物だった時代、花田歩夢は、そのスタジオを何度か訪れたことがある。用件は、シナリオの読み合わせだ。中野に...

【小田嶋隆】中央区――酒に溺れた男の繋いだ縁と、二十年越しの再会
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小田嶋隆の「東京23話」【14】

【小田嶋隆】中野区――誰が猫を殺したのか?押しの強い彼女と空っぽな彼

―― 中野の駅から北に歩いて、早稲田通りを渡ると、街の区画がほんの少し細かくなる。そこから西武新宿線の野方駅の方向を目指して北西に進むと、街路はさらに狭く入り組んでくる。そんな中野区の典型的な住宅街の中にあ...

【小田嶋隆】中野区――誰が猫を殺したのか?押しの強い彼女と空っぽな彼
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小田嶋隆の「東京23話」【13】

【小田嶋隆】葛飾区――七子、そして八百屋お七の恋物語の続き

―― 本駒込にある七子の母親の実家に関して、弁護士から相続の手続きを求める連絡を受けたのは、1998年の7月のことだった。当時、七子は夫の篠田に対して離婚の申し立てをしていた時期で、夫婦関係の決裂を予期して...

【小田嶋隆】葛飾区――七子、そして八百屋お七の恋物語の続き
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小田嶋隆の「東京23話」【12】

【小田嶋隆】足立区――優柔不断な男と強気な彼女と捨て猫

―― 美沙が猫を飼いたいと言い出した時、秋山遼太は即座にその申し出を拒絶した。「あり得ないよ」自分でも意外に思えるほど断定的な口調だった。

【小田嶋隆】足立区――優柔不断な男と強気な彼女と捨て猫
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小田嶋隆の「東京23話」【11】

【小田嶋隆】墨田区――舎弟のアパートから追い立てられ、ホームレスになったある男の話

―― しばらくぶりに隅田公園に来ている。20年ぶりになる。以前ここに来たのは、西新宿の共同アパートから夜逃げをした時だったろうか。以来、健二にとって、この公園は再出発の場所になっている。今度はどの程度の期間...

【小田嶋隆】墨田区――舎弟のアパートから追い立てられ、ホームレスになったある男の話
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小田嶋隆の「東京23話」【10】

【小田嶋隆】世田谷区――実家に置いてきた娘に合わす顔がないある女の話

―― 「トロフィーワイフ」という言葉がある。功成り名遂げた男が、自らの人生の成功の証として手に入れる賞品のような妻、といったほどの意味だ。

【小田嶋隆】世田谷区――実家に置いてきた娘に合わす顔がないある女の話
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小田嶋隆の「東京23話」【9】

【小田嶋隆】荒川区――山間部の限界集落にある実家から、妹が訪ねてきた男

―― 南千住に住み始めて3年になる。隅田川と鉄道の線路に切り取られた半島のようなこの場所は、東京でも有数のカオスだ。日雇い労務者の宿泊施設とソープ街がすぐそばで共存しているかと思えば、都電の沿線には昭和の木...

【小田嶋隆】荒川区――山間部の限界集落にある実家から、妹が訪ねてきた男
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小田嶋隆の「東京23話」【8】

【小田嶋隆】大田区――距離ができつつある幼馴染の男と女

―― 「颯太?」と、いきなり背中を叩かれて、柳田颯太は後ろを振り返った。

【小田嶋隆】大田区――距離ができつつある幼馴染の男と女
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小田嶋隆の「東京23話」【8】

【小田嶋隆】千代田区――ある男の内縁の妻だったある女の話

―― 皇居の外周をひと周りする道路は、一周するとちょうど5キロほどの距離になる。静子は、その、夕方には必ずジョギングをするランナーでにぎわう舗道を、反時計回りに、千鳥ヶ淵から半蔵門に向かって歩いている。まだ...

【小田嶋隆】千代田区――ある男の内縁の妻だったある女の話
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小田嶋隆の「東京23話」【7】

【小田嶋隆】板橋区――外部遮断装置を装着した男子高校生と親父、そしてその妹

―― その朝、都営三田線は人身事故の影響で午前中いっぱい不通だった。高島平駅の掲示で、巣鴨駅での事故の情報を知った日向大輝は、来た道を引き返して東武東上線の東武練馬駅に向かった。普通に歩けば30分はかかる道...

【小田嶋隆】板橋区――外部遮断装置を装着した男子高校生と親父、そしてその妹
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小田嶋隆の「東京23話」【6】

【小田嶋隆】江戸川区――俺は女に甘い、と思っているある男の話

―― 東京はあまりにも大きい。面積としてはさして広くないが、土地に刻み込まれている単位面積あたりの情報量と、投下されている資本の金額がべらぼうに大きい。それゆえ、東京の人間の郷土意識は、多くの場合、東京の全...

【小田嶋隆】江戸川区――俺は女に甘い、と思っているある男の話
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小田嶋隆の「東京23話」【5】

【小田嶋隆】目黒区――自由が丘のマンションに暮らした2人の女と1人の男

―― 駅に向かう長い下り坂を歩きながら、佐知子は、ふと、自由が丘に住み始めて、今日が一年目の記念日にあたることに気づく。といって、特別な感慨は無い。この街にも、そろそろ飽き始めている。あるいは、東京での生活...

【小田嶋隆】目黒区――自由が丘のマンションに暮らした2人の女と1人の男
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小田嶋隆の「東京23話」【4】

【小田嶋隆】アルコール依存症の男とその女、そして彼らの"練馬区"

―― 西武池袋線の石神井公園駅から住宅街を北に向かって10分ほど歩いたあたりに、かつて、その世界では名の知れたペットショップがあった。店内で放し飼いにされているケヅメリクガメと一緒に撮った写真を、彼はいまで...

【小田嶋隆】アルコール依存症の男とその女、そして彼らの
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小田嶋隆の「東京23話」【3】

【小田嶋隆】文京区——大学のインカレサークルで出会った七子、そして八百屋お七の恋話

―― 「八百屋お七って知ってる?」と、七子がいきなり話しかけてきたのは、10月の第一月曜日のことだ。

【小田嶋隆】文京区——大学のインカレサークルで出会った七子、そして八百屋お七の恋話
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小田嶋隆の「東京23話」【2】

【小田嶋隆】台東区——85円をめぐんでくれた爺さんとの25年目の邂逅

―― 児童心理学では小学4年生に当たる10歳前後の一時期を「ギャングエイジ」と呼んでいる。その名の通り、10歳の男児は、ギャング(徒党)を好む。そして、仲間とツルんでは秘密結社を組織し、ことあるごとに永遠の...

【小田嶋隆】台東区——85円をめぐんでくれた爺さんとの25年目の邂逅
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小田嶋隆の「東京23話」【1】

【小田嶋隆】新宿区――いつの時代も、どの路地も、酔っ払う街で出会ったヤクザの話

―― この「東京23話」の連載をはじめるにあたって、私は、これまでコラムやエッセイを書く上で自らに課していた決まりごとのひとつを解除しようと考えている。それは「本当のことを書く」という縛りだ。

【小田嶋隆】新宿区――いつの時代も、どの路地も、酔っ払う街で出会ったヤクザの話
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第29回

【イカ焼き】――そして私は、大坂の地下を彷徨い続ける。

―― 悟りのための智慧が凝縮したような、無のなかで作られた宇宙の始原の始原が掌の中にあることの恍惚と不安に頭が痺れ、周りが、周りの景色が音となって、オーム、オーム、と響いて耳を聾し、周りの音が色彩となって明...

【イカ焼き】――そして私は、大坂の地下を彷徨い続ける。
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第28回

【イカ焼】――そして私は手の中のイカ焼の熱さに戦いていた

―― 長い思索と行動の果て。あるときは懊悩し、また、あるときは神変不可思議としか言いようのない般若の智慧に導かれて新大阪駅構内の元祖・イカ焼にたどり着いた私は、いよいよイカ焼を註文した。

【イカ焼】――そして私は手の中のイカ焼の熱さに戦いていた
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第27回

【イカ焼】――イカ焼のその包装紙に隠された画期的な工夫を文学する

―― 駅構内のイカ焼屋の店構えから、満艦飾、といった感じの宣伝POPについて話していたが、包装紙の工夫について記したPOPのその内容があまりにも特色的で印象深かったのでそのことについてはなして、店構えの話し...

【イカ焼】――イカ焼のその包装紙に隠された画期的な工夫を文学する
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第26回

【イカ焼】――たどりついた店、そこがイカ焼のルーツだった!?

―― 突然、足が勝手に歩き出して抑制が効かなくなり、このままでは足を切り捨てるしかないのか、と覚悟しつつ、しかし足に抗えず歩いてふと目の前にイカ焼屋があったというのはどういうことであろうか。

【イカ焼】――たどりついた店、そこがイカ焼のルーツだった!?
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友達リクエストの時代【第25回】

最終回「友だちなんかいない」

―― はじめにお知らせをひとつ。当連載が書籍化されることになった。タイトルは「友だちなんかいない」。発行は太田出版で、発売時期はたぶん2月頃になる。乞うご期待。

最終回「友だちなんかいない」
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第25回

【イカ焼】――いよいよ大坂上陸。本能が突き動かすイカ焼屋への旅路

―― 南へ下る道路には避難民があふれ、僕は10トントラックで大阪へやってきた。というのは友部正人の「大阪へやってきた」という楽曲の歌い始めの文句である。

【イカ焼】――いよいよ大坂上陸。本能が突き動かすイカ焼屋への旅路
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友達リクエストの時代【第24回】

人は歳を重ね、成長し、偏向して行く……だから友だちはナマモノなのだ

―― 思い出は、地面に埋まっている。

人は歳を重ね、成長し、偏向して行く……だから友だちはナマモノなのだ
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第24回

【イカ焼】――冷凍イカ焼のコレジャナイ感……ついに味の再現に立ち上がる時

―― 食うつもりで食われているつもりで食う。そんなことを思いながら私は三種のイカ焼を次々と食べた。いか焼、デラバン、和デラ、である。いずれも、曰く言いがたいモチモチ感とコーティングされた感じ、そして独特のソ...

【イカ焼】――冷凍イカ焼のコレジャナイ感……ついに味の再現に立ち上がる時
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第23回

【イカ焼】――イカ焼を食べた。他の"粉もの"と一線を画するその食感の正体とは……

――  奇怪な海洋生物の女性が教えるところにしたがって、プッシュー、と音がするまで電子レンジで加熱して食したイカ焼の、その味はどんな味だったか。それは間違いなく少年の頃の記憶の味であった。どんな感じかを具体...

【イカ焼】――イカ焼を食べた。他の
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友達リクエストの時代【第23回】

「ネトウヨ」は、うたかたの流行が気まぐれに生み落とした私生児ではない

―― 「ネトウヨ」と呼ばれる人々がいる。一説によれば、彼らは21世紀のはじめにはすでに登場していたらしい。確かに、私自身の記憶でも、2002年の日韓W杯の前後には、2ちゃんねるの一部の板に、やたらと排外主義...

「ネトウヨ」は、うたかたの流行が気まぐれに生み落とした私生児ではない
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第22回

【イカ焼】――冷凍イカ焼が届く。いよいよ実食のとき……

――  子供の頃はピンポンダッシュということをよくやった。見知らぬ他家の呼び鈴を押し、その家の人が出てくる前に脱兎のごとく駆け出して門前から逃走するのである。

【イカ焼】――冷凍イカ焼が届く。いよいよ実食のとき……
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友達リクエストの時代【第22回】

男はどうして妻の話を避けたがるのか

――  何回か前の当欄の末尾で、「次回は夫婦について書く」と予告をしていながら、それっきりになっている。不審に思っている読者もおられるはずだ。

男はどうして妻の話を避けたがるのか
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第21回

【イカ焼】――開放された私は調理済みの冷凍食品すら受け入れるのだった

―― 廃ったものと思っていたイカ焼が実は廃っておらず、隆盛を極めていた。この事実によって私の心は千々に乱れたが、なぜ私はそのように動揺したのか。一晩経って考えてみれば、それはすなわち非常に恥ずかしい思いをし...

【イカ焼】――開放された私は調理済みの冷凍食品すら受け入れるのだった
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友達リクエストの時代【第21回】

「人間がひとりでは生きていけない」という定説は半分しか本当ではない

―― 食糧問題がすなわち飢餓の問題であり、労働問題が主として失業問題であるのと同じく、友だちにまつわるあれこれは、最終的に、孤独の問題に集約される。別の言い方をするなら、我々は、もっぱら孤独であることから逃...

「人間がひとりでは生きていけない」という定説は半分しか本当ではない
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友達リクエストの時代【第20回】

「チームメート」という概念の居心地の悪さ

――  今回は「チームメート」について書こうと思っていたのだが、はたと考えるに、私には「チームメート」と呼べる仲間が1人もいない。というよりも、私は、学校の体育の授業の中で暫定的に組織される分隊を除くと、そ...

「チームメート」という概念の居心地の悪さ
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第20回

【イカ焼】――タコ焼よりもマイナーなソウルフードと思われたイカ焼に隠された意外な事実

――  いい加減な魂の軛から解放され、無責任で甘ったるい郷愁に浸り、軽田君と入ったイカ焼屋のことを思い出した私は、この記憶の味を再現し、郷愁に浸って涙とか垂れ流してやろうか、いやさ、いっそのこともっとだらし...

【イカ焼】――タコ焼よりもマイナーなソウルフードと思われたイカ焼に隠された意外な事実
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第19回

イカ焼――ネットの地図で地元を見てふと蘇るイカ焼屋の記憶

―― いい加減な魂のくびきから解放されて清々した。しかしこれでやっと人並みの郷愁に浸ることができる。いっぺん小学校の同窓会にでも行って、「俺なんか原宿でサル飼っちゃっててさ」など東京弁で吹かしてみんなに嫌わ...

イカ焼――ネットの地図で地元を見てふと蘇るイカ焼屋の記憶
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友達リクエストの時代【第19回】

マッチョな男たちもフェミな女達も苦手なわけで……

―― この数日、個人的に忙しかった。仕事が立て込んでいたわけではない。といって、プライベートが忙しかったのでもない。なんというのか、自己防衛に忙殺されていたわけだ。発端は、私がツイッター上に放流したコメント...

マッチョな男たちもフェミな女達も苦手なわけで……
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第18回

土手焼――土手焼の失敗に魂そのものの脆弱という絶望を知るのだった

――  前の戦の後、あまり言わなくなったが、その前は大和魂ということが随分と言われたらしい。それは日本人だったらだれでも持っている魂で、大体のことは大和魂で乗り切れる、と信じられていた。それほどに大和魂とい...

土手焼――土手焼の失敗に魂そのものの脆弱という絶望を知るのだった
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友達リクエストの時代【第18回】

恋人と友だち、どちらが大切なのかという永遠の謎について

――  去年の秋頃だったと思うのだが、ある雑誌の編集部から、少子化について意見を求められた。私は、20年来の不況で企業が年功序列を放棄したことや、教育支出の増加が、若い共働きの夫婦に出産をためらわせている現...

恋人と友だち、どちらが大切なのかという永遠の謎について
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第17回

土手焼き――折鴨ちゃんの土手焼きに涙し、己の魂を見失うのだった

―― 小説家なんてものはいい加減な連中で、十分にものを考えないで、刎頸の友、なんて書くが、もちろんそんなこと、すなわち、こいつにだったら首をはねられても後悔しない、とお互いに思い合うような友、ということが現...

土手焼き――折鴨ちゃんの土手焼きに涙し、己の魂を見失うのだった
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友達リクエストの時代【第17回】

友だちを「数」としてカウントするSNSの考え方は人間をバカにした発明だ

―― 3月2日、昨年8月に、三重県で中学3年生の女子生徒が殺害された事件の容疑者として、前日に高校の卒業式を終えたばかりのひとりの少年が逮捕された。私が注目したのは、その容疑者のプロフィールを伝えるメディア...

友だちを「数」としてカウントするSNSの考え方は人間をバカにした発明だ
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友達リクエストの時代【第16回】

「友だち」のいない場所にありのままの自分もまたいない

――  友だちがいることのありがたさは、友だちと一緒だと精神が解放されることだ。別の言い方をすると、社会の中で生きている人間は、友だちとワンセットで行動することによって、初めて「自分」という個性を十全に発揮...

「友だち」のいない場所にありのままの自分もまたいない
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第16回

土手焼き――折鴨ちゃん、それは淀んだ土手焼きを救う救世主だった

――  白味噌を入れすぎたためゲサゲサになってしまった土手焼きを前に私は方途に暮れていた。足りなければ足せばよいが、入れすぎたものを引くことはできない。というか、一度、入れてしまったら自ら責任を取らなければ...

土手焼き――折鴨ちゃん、それは淀んだ土手焼きを救う救世主だった
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第15回

土手焼きを作る――「土手」という言葉にこだわりすぎた私は人生最大の難所にさしかかったのだった

――  午前と午後、どちらが仕事が捗るかというと午前の方が捗る。なぜかというと午前中は世間がまだ動き出しておらず、世間に煩わされることなく没頭できるからである。なので私は午前の、それも早い時間に仕事を始め、...

土手焼きを作る――「土手」という言葉にこだわりすぎた私は人生最大の難所にさしかかったのだった
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友達リクエストの時代【第15回】

宗教も企業組織も同じ。人間管理手法の切り札として利用される"友情"

――  1980年代は、専門の人材育成機関に新入社員の教育を代行させることが流行していた時代で、私が新卒で就職した会社も、ご多分にもれず、そのテの研修施設の新入社員研修プログラムを導入していた。研修のカリキ...

宗教も企業組織も同じ。人間管理手法の切り札として利用される
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友達リクエストの時代【第14回】

我々はいずれ死ぬ、そのことをわかっていながらどうして互いを大切にできないのか

――  本当のことをいえば、友情は語るべきものではない。「友だちとは何か」「友情はどうあるべきなのか」といった類のお話は、あえて論を立てるための枠組みとしては有効でも、日常的な話題としては無理がある。変だ。...

我々はいずれ死ぬ、そのことをわかっていながらどうして互いを大切にできないのか
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第14回

土手焼きを作る――その買い物の途中に私は運命の出会いを果たしてしまった

―― 「串特急」に行ってきた。どうだったかというと失敗だった。というのはなぜ私が「串特急」に行ったのかという、その動機に関連していて、端的に言うと私は串特急は串カツ屋だと思っており、ならばその献立には必ず、...

土手焼きを作る――その買い物の途中に私は運命の出会いを果たしてしまった
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友達リクエストの時代【第13回】

遠く離れていても、「地元」の「仲間」が永遠である理由

――  この数年、機会を得て地方都市を訪れる度に、その変貌の大きさと変化のスピードに驚かされる。私の世代の者が少年時代から心の中にあたためてきていた「田舎」のイメージは、この20年ほどの間に完全に過去のもの...

遠く離れていても、「地元」の「仲間」が永遠である理由
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第13回

土手焼きを作る――その高まりは私を狂人にするのであった

――  土手焼きを作る。そう決意してから一カ月が経ったがいまだ、土手焼きを作らないでいる。といって土手焼きのことを忘れたわけではない。頭のなかではつねに、土手が紅蓮の炎に包まれて燃えている。焼きたくってたま...

土手焼きを作る――その高まりは私を狂人にするのであった
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町田 康の「続・関東戎夷焼煮袋」第12回

私が死ぬるためと生きるために作るのは、あの大坂の味

――  先日。伊豆半島の突端近くの、下田、というところに行ってきた。と言うと、下田というのは、安政三年七月二十二日、アメリカ総領事、タウンゼント・ハリスがアメリカ大統領の国書を携えて上陸した場所として有名で...

私が死ぬるためと生きるために作るのは、あの大坂の味
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友達リクエストの時代【第12回】

「仲間」について語る人間たちが互いと「仲間」になれない理由

――  半月ほど前、ツイッターを眺めていて、ちょっと面白い論争にでくわした。「面白い論争」というのは、悪趣味な言い方だ。というのも、ネット上の論争において、第三者であるわれら観客が注目しているのは、議論の帰...

「仲間」について語る人間たちが互いと「仲間」になれない理由
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友達リクエストの時代【第11回】

若者たちを覆い尽くす「コミュ力万能思想」に物申す

――  個人的な話をすると、私は田舎に住んだことがない。生まれてこのかた、50数年の人生のほぼまるごとを、東京の場末のゴミゴミした町で暮らしてきた。一度だけ、20代の頃に、大阪で一人暮らしをしたことがあるの...

若者たちを覆い尽くす「コミュ力万能思想」に物申す
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友達リクエストの時代【第10回】

そのボキャブラリーを脱ぎ捨てればたちまちフレンドリーな人間になれる

――  2000年の12月に、10日間ほどの旅程で、インドを訪れたことがある。仕事といえば仕事なのだが、肝心の仕事の中身は、なりゆきまかせというのか、最後まで未定だった。「交通費と宿泊費は負担するが、ギャラ...

そのボキャブラリーを脱ぎ捨てればたちまちフレンドリーな人間になれる
サイゾープレミア

2017年10月号

(裏)動画案内2017

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