>   > 友清哲のビールの怪人【4】/クラフトビールを仕込む異色の【ラーメン屋】
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友清哲のビールの怪人【4】

異色のラーメン屋が登場!――クラフトビールを武器にビジネスシーンを冒険中!

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――すべてのビール党に捧ぐ、読むほどに酩酊する個性豊かな紳士録。

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上大岡「ロトブルワリー」の営業時間は11:00~23:00。日曜定休。ラーメンのほか、天ぷらなどのつまみも大充実!  近い将来、念願の自家製ラムの製造も……?

 昨今のブームが追い風となり、全国に続々と新たなブルワリーが登場しているが、横浜・上大岡に今春オープンした「麺や 天空」は、クラフトビールを醸造するラーメン屋という変わり種だ。

 店舗内に併設されるブルワリーの名は「ロトブルワリー」。造ったビールは「上大岡ビール」の名で売り出し中で、系列のビアパプや寿司店、ショットバーなど周辺の数店舗で飲めるほか、商店街の催事に合わせて露店で提供することも。

 仕掛人の麻生達也さんが、地元・上大岡で飲食事業を手がけるようになったのは、今からおよそ10年前のこと。それまでは弁護士を目指して司法試験に挑んでいたが、33歳の時に断念。では、これから何をやるかと熟考したところ、飲食ビジネスに白羽の矢を立てた。

「年齢的に、今さら雇ってくれるところもそうないでしょうし、自分で何かをやるしかないと考えました。酒はもともと好きでしたから、バーテンダースクールに通って勉強し、バイトで実務を学んで、2009年にまずバーをオープンしたんです。幸いなことに、これが早い段階から軌道に乗り、翌々年にはさらにガールズバーをオープンすることとなりました」

 地元の強みか、それとも天性の商才か。それまで縁のなかった飲食業をすんなり成功させてしまった麻生さん。もともと3年以内に2店舗目を、10年以内に3店舗まで経営を広げる目標を立てていたそうだが、現在すでに計6店舗を手がけているから、あっという間に目標を超えてしまったことになる。

 そんな彼がビールに興味を持ち始めたきっかけは、たまたま口にしたスコットランド産の「パンクIPA」。ホップの利いたビールの魅力に目覚め、ほどなく関心は自家醸造へと広がっていく。

「バーで提供する酒は、ただ仕入れた酒をグラスに注ぐだけ。それはそれで確かな知識を要する仕事なのですが、どこか物足りなさを感じるようになり、そのうち“自分で造ったものを売ってみたい”と思うようになりました。本当は一番好きなラムを造ってみたかったけど、設備やノウハウの面でハードルが高く、比較的トライしやすいビールから始めてみようと考えたわけです」

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