>   >   > Netflixはドキュメンタリーを変える?【1】/ヤバい【配信ドキュメンタリー】

――『Netflix』や『Amazonプライム・ビデオ』『Hulu』といった動画サービスでは、地上波で到底見ることのできない過激なドキュメンタリーを数多く配信している。これらのサービスが花盛りとなった今、配信で見られる“タブー破り”のドキュメンタリー作品を紹介すると共に、これらのドキュメンタリーが量産される背景を見ていこう。

1809_documentary_1_300.jpg
『Netflix』の「ドキュメンタリー」カテゴリの充実度は高く、オリジナルコンテンツはもちろん、ドキュメンタリー映画や独自のアルゴリズムによってユーザーの嗜好に合った作品が次々と提示される。

『Netflix』や『Amazonプライム・ビデオ』『Hulu』など、サブスクリプション(定額制)型ビデオ・オン・デマンド(以下、SVOD)が日本でも盛り上がりを見せている。2017年末にICT総研が発表した「2017年 有料動画配信サービス利用動向に関する調査」によれば、有料動画配信サービスの利用者数は1440万人に上り、そのうちSVODの利用者推計は1190万人となっている。先に挙げたサービス以外にも、日本では『dTV』や『GYAO!』『U-NEXT』『ビデオパス』『Rakuten TV』のほか、18年4月には東京放送ホールディングス(TBS)や電通、WOWOWといった6社出資による『Paravi』が立ち上がるなど、まさにSVOD群雄割拠の時代へと突入した。

 こうしたSVODにおいては、日夜各サービス独自のドラマやバラエティ番組が作られ、好評を博している。13年には、Netflixのオリジナルドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』が、SVOD発のドラマとして初めて、アメリカのテレビ界最高の賞とされるエミー賞を獲得。同サービスが全世界で爆発的な広がりを見せる土壌を作り上げた。

 こうしたオリジナル作品の制作はドラマやバラエティにとどまらず、ドキュメンタリーの分野にも波及している。エミー賞の「ドキュメンタリー&ノンフィクション特別番組部門」では、16年に『ニーナ・シモン 魂の歌』、17年に『13th ―憲法修正第13条―』と、Netflixのオリジナル作品が2年連続で受賞。さらに、Netflixのオリジナル作品ながら、短期間の劇場上映をへることで、映画界の最高権威とされるアカデミー賞を獲得する事態も起こっている。17年には「短編ドキュメンタリー映画賞」を『ホワイト・ヘルメット』が、18年の「長編ドキュメンタリー映画賞」を『イカロス』が獲得した。

 このように、ドキュメンタリー分野においても、SVOD発コンテンツのクオリティの高さは証明されつつある。

 実際にSVODのドキュメンタリー・ジャンルを覗いてみると、まず過激なコンテンツが並んでいることに耳目を惹かれるだろう。報道記者が自ら囚人となり刑務所に潜入して、撮影を行った『潜入! 世界の危険な刑務所』や、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題やイギリスの大手銀行HSBCと麻薬カルテルの癒着といった事件を深掘りした『汚れた真実』など、日本の地上波ではまず見られないような“タブー破りのドキュメンタリー”が目に飛び込んでくる。

 本稿では、SVODで過激なオリジナルのドキュメンタリー番組を作ることができる理由について、そのビジネスモデルから探っていく。

ロングテールに適したSVODとドキュメンタリー

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミア

2018年10月号

最強のグラビア

最強のグラビア
    特別グラビア(1)
    • 【TikTok】で話題の美人姉妹が水着に!
    ピタピタのヨガウェアがエロい!?
    • ヌケる【筋トレ】グラビア雑誌
    • 【Tarzan】はエロい? 厳選グラビア
    特別グラビア(2)
    • 【山地まり】女性も悶えるセクシーショット
    グラビアを支える縁の下の力持ち
    • 表舞台に立てない!【レタッチャー】のトホホ話
    特別グラビア(3)
    • イメージビデオ界の新星【安位薫】18歳の肉体
    グラドルの登竜門!秋葉原イベントの裏側 声優のグラビア的価値とは?
    • グラビア業界を席巻する【声優】ブームの危険性
    • この【声優】の写真集がすごい!
    特別グラビア(4)
    • 【青山ひかる】がヒップホップなセクシーコス
    女性も楽しめるエンターテイメント空間
    • グラビアで見る【バーレスク】文化概論
    • 【バーレスク東京】オーナーが語る歴史
    奥深い遺影の世界
    • 人生最期のグラビア【遺影】研究
    極楽とんぼ・加藤浩次も大炎上
    • 過激すぎる【AbemaTV】のお色気番組

EXILE・関口メンディーの肉体美

EXILE・関口メンディーの肉体美
    • 【関口メンディー】特別グラビア

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【小瀬田麻由】大失恋したんです。
    • 【本郷杏】美しすぎるポンコツ
    • 【吉岡里帆】を脱がさないで
    • 【ニッポンのサラリーマン】のポテンシャル
    • 特別対談【横浜銀蝿・翔×高須基仁】
    • 【ボン・ジョヴィ】とボンダンス
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 【オークワフィナ】女優?芸人?なフィメールラッパー
    • 町山智浩/『クレイジー・リッチ』ハリウッドで起きたアジア人革命
    • 【移民】を認めない世界第4位の移民大国日本
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/平成さくらももこ絵巻
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ研究所」
    • 【オーシャンズ8】肩肘張ったフェミからの脱出
    • 陰毛に執着するオーストラリア人アーティスト
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • クラフトビールを仕込む異色の【ラーメン屋】
    • マスターベーションの悩みから生まれた【薔薇の種】
    • 幽霊、グラビアの美少女よもやま話。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』