サイゾーpremium  > 連載  > 林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」  > 林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」/【田中裕二】イチ野球ファンとして語る
連載
林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」【32】

特徴のないトークは、狂気の傍にいることで輝く。【田中裕二】爆笑問題ではなくイチ野球ファンとして語る

+お気に入りに追加

――元放送作家で、現在は脚本家として心機一転活動する林賢一が、生のトーク現場に裸一貫突入! 事務所の大看板・古舘伊知郎を始めとした先達たちが繰り広げるトークライブをレポートする。

『田中裕二の野球部 ~2017 振り返り編~』

1801_LATS_250.jpg

人物:田中裕二 日時場所:2017年11月13日
@吉祥寺スターパインズカフェ

爆笑問題・田中裕二と親しい野球好きの若手芸人、業界人、一般人が田中の家で開いていた会合が、2009年にイベント化された。今年で8年目に突入した野球トークに迫る!


 大の巨人ファンで知られる爆笑問題・田中裕二。そんな彼が自宅で開催していた会合があった。野球好きの若手芸人、野球マニアの業界人や一般人などが、プロ野球シーズン前に田中さんの家に集まり、リーグ順位やタイトル獲得選手などを予想する会合だ。シーズン後には再び集結し、その予想を振り返る。スポーツファンであれば、同じようなことをした経験のある人も多いであろう。愛するスポーツについてあれこれ語りながら食事するのは、これとない愉悦の時間である。

 そんなイチ野球ファンとしての田中さん主催の会合が2009年に「田中裕二の野球部」としてイベントとなり、観客の前で“トーク化”された。その年のうちに、予想編と振り返り編の計2回行うこのイベントは今年で8年目を迎え、シーズン終了後となる「2017 振り返り編」が吉祥寺で行われた。どんな野球トークなのかと、興味津々で会場に向かった。筆者は野球に疎いため、野球の情報には正直、あまり興味がない。そのため、純粋にトーク部分だけを見ることができるではないか。当連載的には、ちょうど良いスタンスで臨めたかもしれない。

 今年3月に行われた同イベントでは、17年の「セ・パ順位予想」「個人成績各部門予想」などがすでに上がっており、今回はその答え合わせがメインとなる。登壇者は田中さんに加え、野球好きの放送作家2名、そして講談社のマンガ編集者・鯉渕さん。この方はマンガ家・水島新司をして「担当編集者史上、もっとも野球に詳しい」と言わしめたほどの野球好きで、なんと年間に600試合もプロ野球を観戦しているらしい。この鯉渕さんの奥様も野球狂のようで、主婦という肩書でトークに混じっていたのは、このイベントがもともと田中家で開催されていた名残のようで微笑ましい。さらに特別ゲストとして、芸人仲間のずん・飯尾和樹も登壇し、舞台は華やかな雰囲気でトークが進行していった。

 驚いたのが、トークイベントでありながらも、テレビ番組のように構成がしっかりしていたことだ。巨大モニターに春に予想した順位などが映し出され、それらが司会・田中さんによって、正解・不正解などわかりやすく表示されていく。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年5月号

「情弱ビジネス」のカラクリ

「情弱ビジネス」のカラクリ

佐山彩香が挑む10年目の"新境地"

佐山彩香が挑む10年目の
    • 【佐山彩香】デビュー10周年グラビア

インタビュー

連載

    • 【都丸紗也華】キラキラ系が苦手なんです。
    • 【岸明日香】唐揚げの音で孤独を癒す
    • 【ラウンドガール】男を"オトす"必殺グラビア
    • いつか【ゴマキ】と朝帰りッ
    • 研究者が予言する【ロボット】の平等な未来
    • 高須基仁/追悼【内田裕也】
    • 【東京】に輸入される祭り文化
    • 【シリコンバレー】が中国ベンチャーをパクる日
    • 【ボブ・マーリー】米国人音楽市場の今
    • 町山智浩/【魂のゆくえ】腐敗した教会と牧師の闘争
    • 【経済統計】の不正と偽装で見えた日本経済
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子の「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/さよなら平成、ありがとう平成
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/男が期待するヒロイン像にはハマらない『キャプテン・マーベル』
    • 【白塗り店主】の変なバー
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 元チューバ奏者の【チェコ人】が本場のピルスナーで勝負
    • 伊藤文學/【薔薇族】華々しき"摘発史"
    • 幽霊、過去を裁いて復讐する者たち。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』