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「ファンキー・ホモ・サピエンス」【51】

【2パック】サグな心優しき革命家。ラッパーの物語が銀幕へ

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『All Eyez on Me』

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2パック(販売元:ビクターエンタテインメント)

映画と同タイトルの本作(96年)は、出所&デス・ロウ移籍後の第1弾にして代表作、そして生前の最終作。玉石混交ぶりは否めないが、全体を貫く勢いがすごい。元はドクター・ドレーの曲だった「California Love」の大ヒットは、埋めがたい溝を生んだ……詳しくは我が著書『ストレイト・アウタ・コンプトンの決めゼリフ』を。


 カダフィ。フセイン。ホメイニ。アミン。カストロ。

「今は亡き、悪名高き独裁者たち」とくくるのは簡単だが、第二次世界大戦後にアメリカが中心となって定めた「国際秩序」に抗い続けた政治家ばかりともいえる。

 だが、実のところ、前記の「偉人」たちが一堂に会したのは、国際政治の舞台ではない。とあるヒップホップ・グループのメンバーが、揃いも揃ってこんなラッパー名だったのだ。

 そのグループ〈Outlawz〉(アウトロウズ)を結成したのは、今は亡き2パック。1996年に25歳の若さで射殺されてから21年を経て、いま再び注目されているラッパーである。

 去る6月16日は、生きていれば46歳となったはずの誕生日。その日に、本国アメリカで彼の伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』が公開されたのだ。

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