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アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録【8】

【アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録】「フェティポップ」とはなんぞや?

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――カメラマン・デザイナー、そして親日家としても知られるアッシュ・ハドソン。そんな彼が自らが体験した日本の“アングラ文化”を詳細にレポート。

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大阪『FARPLANE』http://shop.farplane.jp インスタグラム@chiyan_farplane

 “フェティポップ”という言葉をご存じだろうか? これは大阪アメリカ村のショップ『FARPLANE』の女性オーナーが作り出したサブカルのスタイルで、「フェティシズムを、さらにポップでカラフルにしたもの」のことを指す。今月は、その実態を覗くべく、スタイルを追求する面々が集うバーに足を運んだ。

 そのバーは同店の3階に併設されていて、そこに至るまでにはセクシーな下着から水着、コスメ、蓄光のアイテムなどが所狭しと陳列されている。同店のスタッフ・ち~やんいわく、「フェティッシュは一般的に受け入れられにくいカルチャーだけど、それをよりポップにすることで、ファッションとして落とし込めるようしたんです」とのこと。

 店を訪れている客は、タトゥーを入れたり、体中にピアスを開けている女性たちで、普通の企業には絶対いないようなタイプばかり。つまり、「ノーマルな日本人にはなりたくない」意志が強く、アーティスティックで自分自身を表現したい子たちで、クリエイティブな仕事に従事している女性が多いようだ。

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