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内閣改造前後の政権内情を新聞記者が語る

陸自クーデター説にNHK派閥争い――安倍政権改造舞台裏

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半年前には想像もつかなかった事態

“共謀罪”強行採決、森友学園・加計学園にまつわる一連の疑惑、そして稲田朋美・元防衛相をはじめとする閣僚・自民党議員たちによる失言騒動……。こうした“不祥事”を背景に、安倍政権に対する国民の不信感が爆発、政権への支持率も急落している。その裏には何があるのか? 日々政権を取材する現役の新聞記者らに語ってもらった。

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『総理』(幻冬舎)

A:全国紙ベテラン記者
B:全国紙中堅記者
C:全国紙中堅記者

A 2カ月前の本欄で座談会をやったときも、学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐる問題で安倍政権がたたかれていたけど、永田町をめぐる情勢はその後、一気に急変したね。

B 高支持率【1】を背景に、これまでメディアに対しても強気を保ってきた首相官邸の「ご意向」も利かなくなってきた感じがしますね。たとえば、7月18日に配信された共同通信の南スーダンPKOの日報をめぐる問題についてのスクープ。稲田朋美前防衛相に対しても、「廃棄された」はずの日報が保管されていることが報告されていたという内容でしたが、直後に官邸の首相秘書官らが各社の上層部に電話をして「誤報だ」とにおわせて水面下で圧力をかけていたと聞いています。でも、官邸に近いはずのフジテレビがそのすぐ後に、稲田氏に日報の保管の事実を報告した際のやり取りを記したとされるメモの存在を報道。稲田氏の関与が半ば既成事実のようになって、一気に辞任の流れができてしまった。

C 稲田氏については、防衛省や自衛隊の幹部たちも当初は、首相の秘蔵っ子ということで「姫」と持ち上げ、不都合なことはなるべく耳に入れず、責任を取らなくてもいいような形を作ろうとしていたと聞きます。でも、都議選の応援演説で「自衛隊としてもお願いしたい」と呼びかけるなど失言が続き、内閣改造での更迭という観測が強まると、一気に大臣を追い落とすような内部情報【2】が流出しました。

A この件については、稲田氏や霞が関の背広組に対する、陸上自衛隊側の「クーデター」などといわれているけど、背広組の防衛官僚たちも最後は稲田氏に一気に距離を取ったよね。いつも大臣に付き従っていた防衛省の幹部が、稲田氏が辞任して最後に防衛省を去るときは見送りにも来ないなど、露骨な手のひら返しぶりだった。

B まあ陸上自衛隊も悪いですけどね。一連の問題のそもそもの端緒は、情報公開請求に対し、存在していた日報を陸自の幹部が「廃棄されている」とウソをついて開示しなかったこと。なのに、最後に自分たちの親分である岡部俊哉陸上幕僚長が責任を取らされそうになると、大臣や背広組の官僚も悪かったという情報を一部記者にリークしたとか。省内の混乱を収められなかった稲田氏に大臣の資質がなかったのは明らかだけど、「今回の成功体験で、制服組がさらに力をつけるのでは」という危惧が官僚や政治家の中に広まっています。

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