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連載
『林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」』【22】

「風水」は現代に必要な"虚構"なのだろう…人気風水師の無駄のないトートロジートーク

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――元放送作家で、現在は脚本家として心機一転活動する林賢一が、生のトーク現場に裸一貫突入! 事務所の大看板・古舘伊知郎を始めとした先達たちが繰り広げるトークライブをレポートする。

『李家幽竹 旅行風水セミナー2017年』

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人物:李家幽竹 日時場所:2017年1月28日 @アイビーホール

テレビや雑誌などで活躍する人気風水師・李家幽竹さんが、2017年はどの方角にどんな旅行をすればよいのかを、風水的に解説してくれる「旅行風水セミナー」に潜入取材。


 風水、と聞いて怪しがるかどうかは個人差があるが、ただ単に非科学的だ、と決めつけるのも野暮な気がするし、かといって信じすぎるにはエセ宗教っぽい、といったところが風水に対する肌感覚ではなかろうか? 要するに、とても微妙な存在だ。風水についてざっくり一言でいうなれば「気」を利用した環境学であり、衣食住・行動などを使って「運」を開いていく教えを指すらしいが、そう説かれてもよくわからない。現在の「科学」と比べれば、実証不可能なことが多すぎる。だから風水師は宗教における「神」に近いものだと思うのだが、ここで気になるのはそのトークだ。というわけで、人気風水師・李家幽竹さんの旅行風水セミナーに潜入した。

 会場には200人を超える人が集まり、そのほとんどが妙齢の女性であった。あえて言おう、リア充たちはココに来ないだろう。風水に頼る必要などないからだ。行きたいところに旅行する、本来であればそれだけで十分のはずなのに、旅行風水を求めてしまう悲しさ。ちなみに男性は数人しかおらず、圧倒的な女性パワーに包まれた会場に、李家さんが登場すると観客が一斉にボールペンを取り出した。みんな勤勉だ。

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