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写真時評~モンタージュ 現在×過去~

澤田教一と「アメリカの戦争」(中)

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65年9月6日に撮影し、翌年にピューリツァー賞を受賞した《安全への逃避》。

「戦場カメラマン・サワダ」の誕生を準備したのは、澤田の故郷の青森県にある三沢基地での経験ではなかったろうか。20歳の澤田は、基地内のカメラ店の同僚で、米兵と親しい付き合いをしていた田沢サタを介してその外側とはまるで別世界のアメリカと出会い、この国が介入するアジアの戦争へと徐々に引き寄せられていった。仕事や趣味の写真撮影などを通じて互いに好意を抱くようになった澤田とサタは、1956年に結婚し、61年には、米軍の都合に左右されない職場を求めて上京する。失業保険で暮らしながら仕事を探す日々が半年ほど続いたらしいが、三沢基地内のロッジでフリーメイソンに入会した際のつてを頼りに、UPI通信社の東京支局写真部に採用が決まった。

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