サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > 【見放題サービス】と映画界の関係
第1特集
見放題サービスと映画界の関係【1】

Netflix上陸で業界は変わったのか? 推されるのはドラマばかり…旗振り役不在の“見放題”と映画界

+お気に入りに追加

――Netflixの日本上陸以降、映画・ドラマ等の“見放題”サービスが話題になっている。中身や使い勝手の比較は各所で行われているが、コンテンツを卸している一角である映画業界が、これらとどういった関係を築いているかはあまり論じられていない。業界関係者の言から、二者の関係を検分してみよう。

1610_eiga_1.jpg
Amazonプライムが他サービスに先駆けて配信することに成功した『ジュラシック・ワールド』。

 昨年9月、世界最大のSVOD(Subscription Video on Demandの略。定額制ビデオオンデマンドのこと)であるNetflixがついに日本に上陸した。Amazonプライム・ビデオも同時期にサービスを開始し、先行するHulu、dTV等を含め、ついに役者が揃った感がある。Netflixのサービス開始を引き金に、情報誌や女性週刊誌まで「どのサービスがお得か?」「それぞれにどんな違いがあるのか?」といった比較紹介記事を展開していた。本特集の企画でも、それぞれの特徴を調査している。

 この状況下で気になるのは、これらに作品を卸すコンテンツホルダーからの反応があまり聞こえてこないことだ。例えば、こちらの業界の話で恐縮だが、出版社とAmazonの間では、契約形態をめぐる揉め事がたびたび起きている。今もサービスを開始したばかりのKindle Unlimitedでも混乱が起き、作品の引き上げを明言する会社も出てきた。翻って、SVODと映画配給会社で、そうしたトラブルが発生している、という報道や噂話はあまり耳にしない。両者の関係は、どのようになっているのだろうか。

「そもそも出版社とAmazonのように、一冊売れたら何%、あるいはKindle Unlimitedのように分配制でいくら、という契約ではなく、一作品をいくらで買い付けてもらうか、という契約になっています。テレビに放映権を売るときや、パッケージ化するときにDVDメーカーと結ぶ契約と同じようなやり方ですね」というのは、独立系配給会社のベテラン社員だ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年3月号

欲望の美人学

欲望の美人学

乃木坂46・斉藤優里のパジャマパーティ

乃木坂46・斉藤優里のパジャマパーティ
    • 乃木坂の太陽【斉藤優里】が登場!

インタビュー

連載

    • 【園都】サウナーなんです。
    • 【平嶋夏海】美尻アイドルの偏愛録
    • 【88rising】世界戦略の真実
    • 深キョン熱愛ショック!【恭子から俺は!!】
    • 世界中で議論される【AIと倫理】
    • 高須基仁/【エロ】の匂いを消すこの国に抗う
    • 映画【盆唄】に見る人々のたくましさ
    • 【ファーウェイ】創業者の素顔を追う
    • 【ブラック・クランズマン】に思うファンクとディスコの70年代
    • 町山智浩/【バイス】ブッシュを操る副大統領
    • 厚労省の【不正統計問題】と統計軽視の代償
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人/【嵐】の夜に
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ研究所」
    • 稲田豊史/希代のマーケター【西野カナ】
    • 【アッシュ×スラッシュ】実弟が聞くキワどい話
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • ニコタマに地ビールを!【ママ友】たちの挑戦
    • 伊藤文學/【新世代ゲイ雑誌】の価値観
    • 更科修一郎/幽霊、【サイコパス】に救われたい人々。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』