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更科修一郎の「批評なんてやめときな?」【16】

消え行く大橋巨泉、永六輔ら初代テレビの住人――幽霊、才能多角経営者の棺を蓋うて。

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――ゼロ年代とジェノサイズの後に残ったのは、不愉快な荒野だった?生きながら葬られた〈元〉批評家が、墓の下から現代文化と批評界隈を覗き込む〈時代観察記〉

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編集者時代の半自伝小説が最高傑作で、評論やコラムの読者のほうが多いことは、作家としては幸せなのだろうか?

 前回、「ついに消えゆく」と書いたが、永六輔と大橋巨泉が立て続けに亡くなった。永六輔は70年代以降、ほとんどラジオの住人で、テレビ草創期の功労者と言われても若い世代が知らないのは当然だが、晩年までテレビの住人だった巨泉もセミリタイアから四半世紀経っているから、やっぱり若い世代はその功績を知らないと、『荒川強啓デイ・キャッチ!』で小西克哉がぼやいていた。

 テレビやラジオは放送作家や他の業界の隠れた才人を何者だかわからない人気者……マルチタレントにしてきたが、60年代に出てきた永六輔や巨泉はその最初の世代で、当時は「才能多角経営」とか呼ばれていた。永六輔と同じ放送作家上がりには前田武彦、青島幸男、野坂昭如、はかま満緒などがいて、隠れた才人にはジャズ評論家だった巨泉、小島正雄、推理小説雑誌の編集長だった小林信彦などがいた。最大のスターは直木賞を獲り、東京都知事にまで成り上がった「いじわるばあさん」青島幸男だが、史上最低の無能リベラル知事と批判され、最後はひっそりと死んだ。

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