>   >   > 【今上天皇】の人物像を読み解く
第1特集
「生前退位」は実現するか?今上天皇の人物研究【1】

結婚、子育て、葬儀、引退まで、節目で変革…最もタブー破りなのは今上天皇?「生前退位」騒動を人物像で読み解く

+お気に入りに追加

――7月13日夜、「天皇陛下、生前退位の意向」という大スクープがNHKから放たれた。そして8月8日には天皇自らが「お気持ち」を直接発表した。これまでも近代以降の皇室の伝統やタブーを次々と破ってきた今上天皇が最後に落としたこの大爆弾を、我々国民はどう引き受けるべきなのか。

1609_tennnou1s.jpg
『天皇陛下の全仕事』(講談社現代新書)

 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく――かの有名な、日本国憲法第一条に記されたこの一文が、今改めて日本国民の眼前に突きつけられている。

 さる7月13日夜、「天皇陛下『生前退位』のご意向」という特大スクープがNHKより飛び出し、ニュースサイトからスマホのニュースアプリに至るまで、各所を駆け巡った。宮内庁側は即座に否定したが、翌日から新聞各紙や週刊誌でも詳報が相次ぎ、さまざまな臆測が飛び交った。

 各紙誌の報道の方向性は少しずつ異なっており、その比較はこちらの記事で展開している通りだが、共通して述べられているのは、今上天皇が近代皇室の伝統やタブーと相対し、各種の慣例を破ってきた人物であることだ。最もよく知られているところでは、皇室初の民間出身の妻を娶ったこと、子育てを夫婦の手元で行ったこと、そして最近では、従来土葬が行われてきた葬儀を、火葬にして御陵を簡素なものとするという決断、といったあたりだろう。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」