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大本教誕生の地・綾部――京都・まほろばの里「志賀の七不思議伝説」の謎

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――里山深い綾部市には、いまも語り継がれる数々の伝説がある。大本教の聖地でもある同地の、神話に通じる場所をめぐってみた。

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苔生す神社には、様々な伝説が伝わる。ちょうど小雨が振りそぼり、なんだか幻想的な雰囲気に……。

 綾部市志賀郷の村落には古い神社や神木がひっそりと息づき、奇譚や霊験に彩られた伝説が「志賀の七不思議伝説」として今も語り継がれている。

 1400年以前の古代から文化が開け、ジンド古墳、山尾古墳など、古の記憶が染み込んだ土地は、室町時代には“まほろば”の地として「吾雀の里」と呼ばれた。

 33代崇峻天皇の時、丹後の悪鬼を退治した金丸親王 (聖徳太子の異母弟)は、里々の神仏のお陰として志賀の五つの神社を厚く敬い、その子孫金里宰相も五社の神を信心し、千日詣をしたという。そして、成就記念に五社に「藤」「茗荷」「竹」「萩」「柿」を植え、子孫や都の繁栄と豊作や吉事を祈願した。

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