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インタビュー
山里亮太に目をつけられた新星

【ヤーレンズ】クラシックで新しい“サードウェーブ系”芸人、結成6年目の春

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――毎夜どこかで開催されている東京若手お笑いライブ。そこで今、注目を集める漫才師がいる。「ユルい」「脱力系」と称されながら結成6年目、上京2年目にして存在感を醸す2人の欲望とは?

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(写真/永峰拓也)

「お前誰?」「俺? ヤーレンズ」「俺も!」。こんな小粋な掛け合いで見る人の心をくすぐる漫才師が2年前、大阪から東京にやってきた。ライブにほぼ毎日出演し、テレビやラジオからお呼びがかかることも少なくない。小奇麗なスーツにアスコットタイ、Wメガネ、「とっておきのネタはとっておいてさぁ、まずはおしゃべりしようよ」なんてのらりくらりした漫才スタイルは、クラシックな雰囲気でありながら新しく、都会的だ。この独特な様式でファンを獲得するヤーレンズは、今や東京の若手お笑いシーンを語るのに外せない存在になっている。TBSラジオ『JUNK 山里亮太の不毛な議論』では「山里が選ぶいま潰しておきたい若手ランキング」でツッコミの出井が5位に選ばれるなど、芸人の間でも話題だ。

出井「順調だと思います。東京に来てからまだ一度もスベってないですしね」

楢原「スベってないねー。ウケるまでやるからね!」

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