サイゾーpremium  > ニュース  > 【山口組分裂】で警察が目論む野望とは
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ヤクザを潰したくない“マル暴”の捜査4課の思惑

山口組分裂を大歓迎!? “ガサ入れ”アピールで警察はヤクザと共栄!

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メディア関係者が山口組問題を斬る!

8月27日、山口組六代目・司忍組長の出身母体である「弘道会」(名古屋市)を中心とした支配体制に対し、五代目・渡辺芳則組長の出身母体で二次団体「山健組」(神戸市)の出身者たちが反旗を翻したことが報道された。9月5日には、新団体「神戸山口組」の設立が報じられたが、一連の報道をメディア関係者はどう見ているのか?

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『マル暴刑事犯科帳 警察とヤクザの裏事情』(ゴマブックス)

A:全国紙ベテラン記者 
B:全国紙中堅記者
C:民放中堅記者
D:全国紙若手記者

A 日本最大の指定暴力団「山口組」の分裂騒動が起こってから、1カ月以上が経過したね。当初は「すわ抗争か」と大手メディアも巻き込んだ報道合戦が続いたけど、今のところは小康状態が続いている。

B 山口組の分裂情報がマスコミの間で流れ始めたのは8月後半になった頃から。これまでも、司忍組長が2005年に六代目を襲名して以降、山健組がクーデターを起こすのではという噂は何度も耳にしていたし、六代目体制以降、傍流となってしまった山健組内部に不満が渦巻いているというのは捜査当局の見方でもあった。ただ、次に衝突が起こるとすれば、司組長が引退した後の跡目争いだろうという見方が強かったので、最初は懐疑的な記者も多かった。

C うちのキャップも初めは鼻で笑ってたけど、念のため捜査幹部に当てたら、否定もせず「何も言えない」という反応で、これはまずいということになった。インターネットのサイトでは一部ですでに情報が出始めていたけど、8月27日の昼ニュースで民放が報じて、朝日新聞も夕刊で書いて、一気に報道合戦が始まった。

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