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『林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」』【5】

怪しい自己啓発だと思って舐めてました…!『ビリギャル』著者の講演会で学ぶ説得力のあるトーク術

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――元放送作家で、現在は脚本家として心機一転活動する林賢一が、生のトーク現場に裸一貫突入! 事務所の大看板・古舘伊知郎を始めとした先達たちが繰り広げるトークライブをレポートする。

今月のトークライブ

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『ビリギャル』著者、 坪田塾塾長 坪田信貴講演会

人物:坪田信貴(指導塾塾長)
日時場所:2015年8月10日 @ホテル椿山荘東京
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)の人材育成メソッドをライブ体験できる。講演会&ランチは9000円、講演会のみ4500円。


「生き生きとした人間を育てる親や指導者になるための3つの秘密を教えます!」と言われたら、誰だって身構える。どうしたってインチキな自己啓発に聞こえてしまう。

 だがその講演者が、今年公開されてヒットとなった映画『ビリギャル』の原作者でもあり、去年『情熱大陸』(TBS系列)にも出演した名古屋の指導塾塾長の坪田信貴であったのなら、話は変わってくる。信ぴょう性が違う。実際に、彼の講演会が行われたホテル椿山荘の大ホールは教育熱心なマダムたちでほぼ満員。我が子もなんとか現役で一流大学に入学させたい! そのためなら自己啓発だって構わない、いやむしろ積極的に啓発されたい! そんな“ビバ啓発”な空気が充満した会場に、半ズボン姿で混ざっている筆者の浮き具合たるや。

 子どもや育てるべき後輩を持たない私の関心は、坪田のトーク技術に向かうしかない。当連載におあつらえ向きじゃないか。

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