>   > 【佐々木俊尚×クロサカタツヤ】ネットの公共圏とは
連載
『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』×佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 特別編

「インターネットが民主主義を支える日は来る? 社会インフラと化したネットの公共圏とは」

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(写真/永峰拓也)

――インターネットが社会のあらゆる面に浸透した昨今。一方で、ウェブ上では、日々炎上を繰り返しているが、ネットでのお作法については議論が始まったばかりだ。今回、クロサカタツヤ氏の呼びかけにより、佐々木俊尚氏との特別対談が実現。本誌のIT的頭脳が揃い、いまだ発展途上にあるネットの現状を整理しつつ、どう向き合っていくべきなのか、明日のイノベーションを生み出すためのヒントを探り合った。

「中流」が消滅する日本社会

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安保法制の強行採決に際して、首相官邸前でデモをする人々。

クロサカ 佐々木さん、東京と軽井沢に加えて、この5月から福井にも家を借りられてるんですよね。

佐々木 地方には物件があり余っていますし、東京以外の場所でネットワークを作るのも面白いかなって。とは言え、ネットが発達すればするほど人と会う重要性は逆に増しますから、東京からは逃れられない。だから移住ではなく3拠点居住なんです。

クロサカ 福井には移住者もいるんですか?

佐々木 多少いますよ。先日お会いした30代の漁師の方は、7年前まで名古屋でガソリンスタンドに勤めていたそうです。来月は大阪かどこかの高校生が漁師になりたいからって、僕の借りている家のある越前町の移住促進施設に泊まりに来ます。確かに今の時代、東京の三流私大を出てブラック企業に勤めるくらいなら、中卒で漁師になった方がいい(笑)。

クロサカ 今は大学を出て東京でホワイトカラーとしてまともに働くというのが、そう簡単な話じゃありませんからね。飛び級を重ねて20歳でハーバード大学の博士課程修了! とかでない限り、激しい競争の中で揉まれて疲弊するだけ。

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