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『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第17回

「カリスマファンドマネージャーに見えている日本の社会と投資とSNSの将来」

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通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!

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資金循環の日米欧比較 2015年3月23日発表 2014年第4四半期 出典:日本銀行調査統計局↑画像をクリックすると拡大します。

――貯金はもちろん知っている。株もなんとなくわかる。でも、投信ってなに? という読者も多いはず。正式名称は投資信託といって、簡単に言えば、プロの投資家にまるっと株や債券の売買を任せる金融商品のこと。いわゆるファンド。でも、日本ではファンドに投資する人ってほんのわずかで、ほとんどの人が、貯金で資産形成。どうして日本じゃファンドがマイナーなのか、どうして日本人は、貯金が好きなのか。そのあたりをカリスマファンドマネージャーの藤野英人さんに聞いてみました。

クロサカ 今回はレオス・キャピタルワークスの藤野英人さんをお招きしました。レオスは資産運用会社で、主力商品である「ひふみ投信」【1】という個人向けの投資信託【2】で知られています。藤野さんご自身も、ツイッターやフェイスブックでアクティブに活動されていて、そちらでも有名です。日本人の貯蓄残高が800兆円を超えますが、株や投信への投資は他国に比べて少ないです。最近になって、そこにひふみ投信などの個人向けの投資信託が食い込み始めました。こうした「金融商品」を個人に対してどのように売っていくのか、マーケティングの観点から藤野さんにお話をうかがいます。

藤野 僕らは現在、ひふみ投信だけで450億円を運用しています。でも、2008年の開始当初は非常に厳しかった。開始当初は69名のお客様で、運用額は1億5000万円でした。

クロサカ ファンドとしては非常に小さなスタートでしたよね。

藤野 はい。運用というカルチャーが日本になかったことと、ちょうどリーマンショックが起きた影響もありましたね。あと、従来の投資信託とは違い、セミナーを開いて自分たちの考えを話しながら顧客を獲得していくというスタイルでの営業でした。でも、そこから毎月ほぼ5%のペースで成長を続けてきたんです。

クロサカ 毎月5%をずっと続けるって、すごい成長ですよね。69人の5%は3人でしかないけれど、その翌月は72人、その次は76人……。

藤野 何が効いたのかというと、クチコミなんです。僕らはマス広告を打たないので、基本的には僕や会社のSNSだけ。それらを使いつつ、全国でのセミナーを、ほぼ毎週やっていた。

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