サイゾーpremium  > 特集  > 企業裏事情  > 【通信・IT業界】ますます多様性が減っていく!
第1特集
業界別で見る"要注目企業"の経営状況【2】

【IT業界】“生活インフラ”になれたところが成長し続ける、多様性の減る業界

+お気に入りに追加
1412_donyu_02.jpg
(絵/都築 潤)

↓KDDI
[連結売上高]4兆3336億2800万円[純利益]3220億3800万円[連結従業員数]20,7073人
携帯3大キャリアの一角を占め、15年3月期第2四半期の営業利益も10.7%増と安定感はあるが、長期的に見ると料金体制への移行がスムースにいくかどうかなど心配な面も。挑戦心旺盛な現・田中孝司社長体制の間に、新たな活路を見いだしていくことが重要になってくる。

↓ニフティ
[連結売上高]715億1100万円[純利益]26億900万円[連結従業員数]757人
インターネットサービス・プロバイダ、@niftyを運営するニフティ株式会社は、富士通を親会社に持っているが、数年来、売却の噂がやまない。ニフティに限らず、メーカー系プロバイダは親会社の業績改善に向けて、首筋が寒くなっている状況だ。

↑楽天
[連結売上高]5185億6800万円[純利益]434億8100万円(13年12月期)[連結従業員数]10,867人
延々と送られてくるDMをはじめ、いわゆる”情報強者”からは決して評判の良くない楽天だが、「楽天市場」をはじめとする事業は好調で、ネット通販企業では堂々の首位。ネットへの親和性が高くない層をメインユーザーとして取り込み、生活密着型サービスで、外野のヤジをよそに成長を続けると思われる。

↑NTT
[連結売上高]10兆9252億円 [純利益]5855億円 [連結従業員数]239,750人
通信業界のシェアで常に首位を走り続ける手堅さを背景に、通信のみならず情報産業全般へと手を伸ばし、国際展開も推し進めるNTT。11年頃からクラウドコンピューティング事業に参入し始めるなど、保守に走らない姿勢で伸びしろを自ら作り出している。

※注釈がない純利益は14年3月期純利益、「連結売上高」は14年度3月期、「連結従業員数」は2014年発表の数字になります。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年5月号

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ