>   > 各メディアが分析した『半沢直樹』大ヒットの理由

――視聴率低迷の一途をたどる中で、40%超という驚異的な数字を叩き出した『半沢直樹』については、さまざまな媒体がインタビューなどで分析を試みている。ここではそうしたメディアが報じた『半沢直樹』ヒットの謎をまとめた。

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今期のドラマスタートに併せて発行された小冊子。

「中身はマンガ」「サラリーマンを主人公にしたチャンバラ小説」と池井戸潤自らが言う『半沢直樹』だが、大ヒットの理由はどこにあったのか?

「父の汚名をすすぐべく復讐する勧善懲悪、立身出世の『水戸黄門』的なストーリーが受けたのでしょう。原作では半沢直樹の父親は死んでいないが、テレビドラマでは貸し渋りで死んだ設定にする。また、原作では家族がいる設定で、テレビドラマでも第一部では長男がいたものの、途中からフェードアウト。妻の半沢花(上戸彩)を、半沢を陰で支えている恋人のような立場に変更するなど、わかりやすい単純な物語に仕立てあげたことが大きい」(放送作家)

 誰もが驚愕した『半沢』のヒットを受け、数々の週刊誌も果敢にその理由を分析した。例えば、「週刊現代」2013年9月21・28日号は「国税もビビる ドラマ『半沢直樹』 あんな嫁がほしい」として、半沢の妻・花に注目した記事を掲載している。また個性的な脇役に注目したのは、『新潮45』(新潮社)10月号「あまちゃんと半沢直樹はなぜこんなにウケたのか」記事。同記事では、テレビウォッチャーのカトリーヌあやこがキャラの濃い個性派俳優が脇を固め、「半沢以外の登場人物は、皆顔が濃い」「(半沢演じる堺雅人は謹厳実直とした演技で)フジテレビ『リーガル・ハイ』で長台詞をべらべらと喋り、人を食ったような弁護士を演じた俳優と同一人物とは思えません」と堺の演技を評価する。

「現代版ネオ大河ドラマ」だというのは、テレビウォッチャーの今井舞。

「NHKが若者に媚を売るかのように、ケツの青い人気者たちに次々と役を与えるようになって、腹にイチモツある曲者たちが跋扈するという、あの大河の醍醐味はすっかり消え去ってしまった。しかし、日曜の夜、楽しむべきドラマを失ったオヤジたちの元へ、形と局を変え、大河が戻ってきたのである」(「週刊文春」同8月1日号「そのときオヤジ視聴者が動いた!:本誌恒例夏ドラマ2013 今井舞(毒)ブッタ斬り! 『半沢直樹』大河ドラマ路線の成功」)

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