>   >   > 「【バーニング】を絶対潰す!」“無実の罪”で逮捕された暴力団組長が反撃宣言
1405_gaisen01.jpg
昨夏以降、都内各所で街宣車のスピーカーから、周防氏を激しく糾弾する怒号が飛び交うという異様な光景が白昼に繰り広げられた……。今回、笠岡氏は街宣活動の再開も宣言している。

 「月刊サイゾー」2013年11月号のスクープインタビュー(「モー娘。の肉弾接待は本当にあったのか? 芸能界のドンを撃つ大物組長の独占告白!」)は、芸能界に大きな波紋を呼んだ。“芸能界のドン”の元用心棒である暴力団組長が、衝撃告発をしたのだ。だが、4月に同氏は突如逮捕されることに――。この間、何が起こったのか?

 政治結社「大日本新政會」の総裁である笠岡和雄氏(70歳)は、神戸を拠点とする非指定暴力団「2代目松浦組」の組長でもある。

 そんな笠岡氏だが、かつては“芸能界のドン”として業界内に隠然たる影響力を持っている、バーニングプロダクションの周防郁雄社長(73歳)の用心棒を2001年から10年近く務めていた。周防氏に関係する「表には出せない裏の仕事」に深く関わっていたのだ。だが、2人の関係は、両者で手がけた新規事業をめぐる金銭トラブルが発端で破綻する。笠岡氏いわく「周防が一方的に、億単位の金銭返済の約束を反故にした」というのだ。

 それ以降、笠岡氏は新政會のホームページで周防氏の糾弾を開始。自身が見聞した周防氏の行状を告発してきたのだが、その内容は衝撃的なものばかりだった。

 周防氏が、NHK幹部を肉欲接待するために、モーニング娘。のメンバーを利用したり、バーニングプロから独立した女優・水野美紀を潰しにかかったりした話や、自身の下半身スキャンダルをネタに暴力団に恐喝された時や、知人であるみのもんたが右翼から攻撃された時に、笠岡氏が裏側でそれらのトラブルを処理してきた話などなど……。それらが事実であれば、“芸能界のドン”が失脚することを必至の問題含みのエピソードである。

 さらに新政會は、昨年夏から街宣車を繰り出し、バーニングプロ事務所やその関連会社、周防氏と行動を共にしていた芸能プロ・テンカラットの小林栄太郎社長や新規事業の担当者だったB社のA氏、さらに同プロとの関係が密接なテレビ局などに抗議活動を始めた。

 対する周防サイドは、新政會のホームページの閉鎖や街宣停止の仮処分を申請。裁判所がこれを認めると、新政會はサーバを転々とさせながらホームページを再公開したり、友好団体に街宣活動をさせたりと、一歩も引かず、徹底抗戦をしてきた。また、笠岡氏は「周防の依頼を受けた、復数の東西暴力団関係者が仲介に入ろうとしてきたが、すべて引き下がってもらった」ともいう。

 だが、今年の4月1日、事態が大きく動く。笠岡氏が突如、警視庁町田署に逮捕されたのだ。逮捕容疑は詐欺罪。2011年2月、東京都港区内のマンションを賃貸契約する際、笠岡氏は自身が暴力団員であることを隠していたというもの。

 このニュースは新聞やテレビでも報じられたが、笠岡氏は4月21日、処分保留で釈放される。詐欺容疑は無実と判断されたのだ。だが、高齢で心臓に持病を抱える笠岡氏は、20日にもおよぶ勾留生活で体調を崩し、すぐに入院することになった。その病床から、本誌に連絡が入る。笠岡氏は言う。「今回の逮捕は、周防が仕掛けたものだ」――。

 果たして、その根拠とは? 今の思いとは?

――今回の逮捕に、周防氏が関与しているのではないかという根拠は?

笠岡 警察と周防のつながりを匂わせる、伏線があった。オレと周防が揉めだすと、警察の連中がおかしな動きを始めたんだ。オレの知り合いのメディア関係者が、周防とNHKの癒着ぶりを取材し始めると、高輪警察の四課が記事の差止めに動いてきたことがあった。また、周防の用心棒を務める際、ヤツの頼みもあってバーニングが関係する麻布十番のビルの一室に入居したんだけど、オレと周防が揉め出すと、その翌年の11年6月に警視庁麻布署の組織犯罪対策課の警部補が2名やって来た。何かと思えば、「周防さんと揉めないでほしい」「このビルから退去してほしい」と。さもないと、オレが借りている浜松町の住居用マンションにガサ入れすると脅すわけだ。「周防は警察も使うのか」と驚いたし、こちらにやましいことはないけど、その気になれば、警察はどんな容疑でもでっち上げて、ガサに入る。マンションには子どもも住んでたし、面倒を避けたかったから、麻布十番のビルは出た。だから、この件は収まったもんだと思っていた。この浜松町のマンションというのが、今回、オレが詐欺を働いていたとされる物件だ。

――実際には、詐欺行為はなかったと?

笠岡 まったくない。この物件はUR都市機構のマンションで、そもそもは新宿の河田町にあるURの物件を借りていたんだけど、11年2月に浜松町に移った。その際の手続きは、不動産会社が代行して、オレは主だった契約書にはサインもしていない。貸主側から契約に暴力団排除条項があることの説明も受けていないし、2代目松浦組は指定暴力団でもないし、法律が定義している「集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」でもない。検察も詐欺罪を立証できないと判断して、不起訴にした。つまり、警察のでっち上げだったわけだ。そもそも、8人もの捜査員が自宅にガサに入っても、押収したのはオレの名刺4枚だけ。オレの関係者に「20日で出すから」と言って、事務所奥のキッチンでタバコを吸いながら笑っていたという。警察は逮捕ありきで、オレを勾留期限いっぱいの20日間で釈放するつもりだった。つまり、最初から本気で捜査して、有罪に持ち込もうなんて気はなかったわけだ。

――とすると、警察の目的は?

笠岡 オレの身柄を拘束したかったんだろう。一時休止していたホームページの公開や街宣活動を今年の2月半ばから再開したところ、復数の暴力団関係者から「やめてくれ」との依頼が入った。周防に頼まれたんだと思う。でも、こっちはやめるわけにはいかない。そうしたら、今度は警察を使ってきた。しかも、マンションは港区にあるのに、町田署が動いた。以前動かした高輪署や麻布署だと露骨だと考えたのか、都心から離れた町田署にオレを閉じ込めたほうがいろいろと好都合と考えたのか。周防の顧問についている、元特捜検事だった、やり手弁護士が動いたのかもしれない。周防に甘い汁を吸わせてもらっている警察OBも復数いる。結果的に、オレは殺されそうになったわけだ。

周防氏には4月に街宣活動をさせたくない理由があった!?

1405_gaisen02.jpg
笠岡氏の主治医が、警察に向けた書いた診断書。「留置場での拘禁はアダムストーク発作や心室細動といった致命的不整脈を惹起する危険が高い」と指摘されているにもかかわらず、それを無視した警察の対応は、非人道的だったという。

――殺されそうに?

笠岡 オレは心臓に重度の疾患を抱えている身体障害者1級だ。これまでに7回も電気ショックで蘇生されているくらいで、主治医に処方してもらった強いクスリを常用していないと生きていけない。主治医からの「拘禁は致死的不整脈を引き起こす危険性が高い」という診断書も警察に出したが(右画像参照)、それも無視された。勾留時にはクスリは取り上げられ、代わりに町田署からの依頼で町田市民病院が処方したクスリを飲まされたが、体に合うわけがない。

 結果、逮捕から5日目に高血圧と不整脈で気を失って、ぶっ倒れた。しかも、町田には専門医がいないからと、小一時間かかって横浜の病院まで運ばれて、ろくな治療もせずに、また留置場に戻された。血圧は200以上、脈拍も120くらいから下がらない。そんな状態なのに、取り調べは終わっても、10日間の延長勾留を打たれた。容疑者なのに、人権や人命軽視の扱いで、いつ死んでもおかくない状態だった。今も体はガタガタだ。

――周防氏は、体の問題も知っていた上で逮捕させたと?

笠岡 そこまでの人でなしとは思いたくないが、少なくとも4月には街宣活動をされたら困る理由があったんじゃないか。オレを20日間は閉じ込めておきたかった理由が。シャバに出てきてから調べたところ、周防はオレが逮捕されることを、その前日に知っていたという。周防とつながりがある暴力団の人間も知っていた。ここまでの状況証拠が揃っていて、周防が今回の逮捕とは無関係とは言わせない。

 まだ揉める前、オレが糖尿病で足を切断しないといけないような状況で入院していたところ、周防とテンカラットの小林が「会長、死なないでください。私たちはどうなるんですか?」と心配してくれたが、今は逆。今年3月に都内でオレの心臓病が悪化し、救急車で運ばれたという情報も、周防やヤツとつながりがある暴力団が把握していたと聞く。その直後に、オレは逮捕された。

――周防氏に対して、言いたいことは?

笠岡 周防はこれまで、オレとの問題を収束させるために、7人もの暴力団員を仕向けてきた。中にはチャカ(拳銃)を忍ばせて来た者もいるし、指定暴力団のトップにまで相談しにいっていることが耳に入ってきている。周防が裏で動いていたという証拠の音声も揃っている【編註:今回、本誌記者もその音声の一部を聞いたが、ある暴力団幹部が周防氏の意向で動いていることを認めつつ、笠岡氏に高圧的に問題解決を迫る状況が確認できた】。

 暴力団排除条例に抵触する違法行為をしているわけだ。脱税行為を裏付ける証拠もある。今回、ガサに入った捜査官にも言ったよ。「周防を挙げるための証拠も揃っているから、持ってけ。手柄になるだろう」と。そうしたら、「自分たちの仕事ではない」と見て見ぬふりだ。警視庁の中には、周防を逮捕したがっている連中もいるようだが、当てにならない。今後、オレが病気や事故で死んだり、新政會の運動員にケガ人が出るようなことがあれば、すべての証拠を公にする。もう金を返す返さないの問題じゃない。周防やヤツに手を貸した小林やA氏といった人間、バーニングプロやその関連会社を潰すまで、オレは徹底的に追及し続ける。

(構成/編集部)


Recommended by logly
サイゾープレミア

2017年9月号

日本のタブー2017

日本のタブー2017
    • 【ハクソー・リッジ】はなぜ炎上?
    • 【フリーメイスン】ビジネスの裏側
    • 【ネタ消費】されるフリーメイスン
    • 世間を洗脳する【PR会社】の実像
    • 有名事案で暗躍した【PR会社】の功績
    • 【世界遺産】乱立の真相
    • 【福岡・北九州】相克の近代100年史
    • 九州で蠢く【闇ビジネス】の実相
    • 【七社会と麻生グループ】の癒着
    • 【ナマモノBL】は本当にタブーなのか?
    • 【福山雅治】もハマったBL妄想
    • 【音楽業界】の歌詞"自主規制"問題
    • キスもNG?保険ありきの【MV】事情
    • 【ぱちんこ】出玉規制強化に見る警察の本音
    • 【ぱちんこ】は北朝鮮の資金源か!?
    • 急増する【仮想通貨】詐欺の最前線
    • 【仮想通貨】誕生の背景
    • 【優生学】の歴史的背景と真実
    • 日本国内外の【優生保護法】
    • 【うんこドリル】から考えるミソジニー
    • 【うんこドリル】に見る哲学的例文集

チラリと見える和モノ写真進化考

チラリと見える和モノ写真進化考
    • 園都「B90センチGカップを隠しながら」

早乙女ゆう、食品サンプルとカラむ

早乙女ゆう、食品サンプルとカラむ
    • 【18歳の現役JD女優】禁断のカラみ

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【小倉優香】運気上がってるんです。
    • 【早乙女ゆう】食品サンプルとカラむ!
    • 【萩原みのり】ゆずの「いつか」に涙する
    • プロで日本王座も獲ったボクシング選手
    • 俺が大丈夫って言えば【すず】はきっと大丈夫で
    • 日本の遅れた【IT】事情を改善する最後のチャンス
    • サブカルチャーの終焉を見た
    • 【田原総一朗】というジャンルが見せるトークの妙
    • 祭りと【フリースタイル】の相性
    • デイヴィッド・ヒュームの【人性論】を読む
    • 【モブ・ディープ】黄金期を支えた巨星墜つ
    • 世界はいま本当に【テロ】の時代か?
    • 謎の【スメリズム】は18世紀欧州の"気功法"!?
    • 『この世に私の居場所なんかない』義憤に燃える介護士の血みどろコメディ
    • 【ポスト安倍候補】が語る自民党の「これまで」と「これから」
    • 戦死者たちの肖像(上)
    • もやもや籠池劇場
    • 男にはマネできないこの回転!まわるバイブで未知の体験を
    • 【サプリ】「こじらせ女子」とは社会に立ち向かう女性たち
    • 「フェティポップ」とはなんぞや?
    • 【紀宮様の婚約会見】を振り返り、眞子様と小室さんの未来を占う
    • タブーすぎる野球裏話…幽霊、興行は清濁併せ呑む暇つぶし
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』